充電周りの整理方法は人によって様々で、ケーブルクリップやらスパイラルケーブルなどを使ってスッキリさせている場合もあるだろう。
筆者も色々と試してきたが、その中で一番使い勝手の良い構成に辿り着いた。それが「デスク下×充電器×巻取りケーブル」だ(そのまんますぎる)。
といっても、SNSで見かけたやり方をほとんど真似しているだけで、二番煎じな方法とも言える。
それでもやり方は簡単だし、ちゃんとメリットもあるのだ。デスク上にケーブルを撒き散らしたくない人の参考になると思うので紹介していこう。
筆者が使っているのはこの組み合わせ
製品一覧

オウルテック
充電ケーブル
巻取り式 USB Type-C to Cケーブル 90cm PD60W
OEC-CBKRPCC90-BK


UGREEN
充電器
Nexode Pro


Anker
ケーブルホルダー
Anker Magnetic Cable Holder

一番のメリットは、ケーブルの長さを簡単に調節できること
筆者がずっと感じていた悩みは、「ケーブルの長さは何cmが最適なのか?」という問題。短過ぎてもダメだし、長すぎると邪魔くさい。それを解決してくれたのが巻取り式ケーブルだ。

使っているのは90cmの片巻き式なのでケーブルが絡まる心配もなく、使いたい長さに調節しやすいのがポイント。デスク下からケーブルを伸ばすとしても、手前側に充電器を設置すれば問題ない。
「そもそも充電器をデスク下に設置できるの?」と疑問に思う人に向けて、次は具体的な取付け方法を紹介する。
デスク下に充電器を設置する方法
まずは電源タップをデスク下に設置するのが大事。筆者の場合、ネジ止めで固定するタイプのケーブルトレーを天板裏に取り付け。コンセントの位置が遠いので、ケーブル長さが2mある電源タップを配置した。

ネジ止めが面倒な場合は、クランプ式のケーブルトレーを使うのがおすすめ。ケーブルトレーのサイズは、電源タップのサイズより少し大きいくらいがちょうどいいだろう。
次は充電器の固定について。当初は充電器を両面テープで固定していたが、外したいときに面倒だと感じたため、マグネットでの固定に変更。マグネットシートを適当な場所に貼り付け、充電器にスチールプレートを貼る。


そうするだけで、マグネットシートに充電器がくっついてくれる。外れる気配がなく、なかなか磁力が強いようだ。両面テープを使うほうが簡単だが、簡単に取り外したいならマグネット式がおすすめ。

そして充電器には延長コードを組み合わせ、なるべくデスクの手前に来るよう工夫した。

今回使うケーブルは片引きタイプなので、短い方のケーブルを刺す必要がある。巻取りケーブルの位置が奥側であるほど、手前に引っ張れる長さが短くなってしまう点に注意。

奥側へ設置してもいいが、実際にやってみたらケーブルを取り出しづらく、素直にデスク手前から出すほうが楽だった。
ちなみに両引きだと伸縮させるとき、両側のケーブルを引っ張らないとリールが絡まる。今回の構成には不向きなので、間違っても両引きタイプを選ばないようにしよう。
巻取りケーブルをデスク下に固定する手段は様々だが、私の場合はL時の金具に両面テープで貼り付けた。そしてその金具にも両面テープを付け、デスク下に無理やり接着。少々不安定だが、ケーブルを激しく動かなければ外れない。ただし両面テープは強力である必要がある。

巻取りケーブルは2つあれば、スマホの他にタブレットやワイヤレスイヤホンなど充電できるので使い勝手がいいだろう。
仕上げにケーブル先端をデスク下に固定させるため、ケーブルクリップも配置。筆者が使っている製品はマグネットで固定できるため、付け外しが簡単だ。


使用したガジェットの解説
筆者が使用したもの

L字金具やケーブルクリップに関しては、筆者が紹介したものじゃなくても問題ない。マグネットシートやスチールプレートも、充電器を移動させる気がないなら不要。
電源タップを吊るすためのケーブルトレーも、クランプ式でサイズが小さいものなら通販で安く買えるはずだ。両面テープはなるべく強力なものが必要なので、スコッチというメーカーの製品がおすすめ。
充電器選びについては、できれば120W、最低でも60Wの出力ができると理想的だ。というのも、今回使っているオウルテックの巻取りケーブルは60W出力に対応している。2つとも使用する際は充電器が120Wに対応していないと、両方とも最大60W出力ができない。1台だけ60Wできればいいなら、100W充電器という選択肢もある。
いずれにしても充電したいデバイスが60Wの急速充電ができるのか、そうじゃないのかによって使う充電器を選ぶといい。
そもそも充電速度は気にしていないという人なら、TORRASの充電器を使うのが一番手っ取り早いだろう。この充電器は巻取りケーブルを内蔵しているため、簡単にケーブルを出し入れできる。こっちの場合は延長コードに充電器を刺して、両面テープでデスク下に固定させるだけいいから簡単だ。
ただし最大出力は40Wなので、価格の割に充電速度は遅い。それでもiPhoneやiPadなら急速充電できるので、人によっては必要十分とも言える。
まとめると、筆者が紹介した「デスク下×充電器×巻取りケーブル」構成のメリットは下記の通り。
- ケーブルを目立たせずに充電できる
- 60Wの急速充電が可能
- ケーブルの長さ問題に悩まなくて済む
少々コストがかかるところはデメリットだが、ケーブルを隠しつつ急速充電できるのは魅力だ。とはいえ今回の構成は不出来な部分もあるので、完全に真似しなくてもいい。しかし少しでも参考になれたら幸いだ。
ギャラリー













オウルテック
充電ケーブル
巻取り式 USB Type-C to Cケーブル 90cm PD60W
OEC-CBKRPCC90-BK
