2024年11月7日にPlayStation 5 Pro(以下、PS5 Pro)が発売された。Proモデルになって4Kの解像度と、60FPSのフレームレートを実現できるようになった模様。とはいえ本体価格が約12万円というのは、さすがに高すぎる。果たして買うべきなのか、PCユーザーである筆者が検討してみた。
製品概要
sony
Playstation
Playstation 5 Pro
CFI-7000B01 [2TB]
製品名:PlayStation 5 Pro
価格:119,980円(税込)
カラー:ホワイト
発売日:2024年11月7日
製品ページ:https://www.playstation.com/ja-jp/ps5/ps5-pro/
高解像度でもフレームレートが安定しやすくなった
シンプルにGPU性能が現行モデルよりも向上し、AIによるアップスケーリングにも対応。鮮明なビジュアルをスムーズに表現できるようだ。さらにレイトレーシング機能も進化し、光の反射や影の表現もリアルになったとのこと。
タイトルによっては4K解像度でも最大120FPSを出せるようなので、まさにPro仕様の性能と言える。グラフィック性能にこだわりたい方ほど、PS5 Proの購入を検討していいかもしれない。
さらにSSDが2TBの大容量になったので、より多くのゲームをダウンロードできるのも嬉しいポイントだ。
またPS5 Proゲームブースト機能によって、対応しているPS5およびPS4タイトルのパフォーマンスが向上する模様。『FINAL FANTASY VII REBIRTH』や『Marvel’s Spider-Man 2』などの人気タイトルが含まれている。すでにプレイしたゲームでも、進化したグラフィック体験を期待できそうだ。
ただしディスクドライブが非搭載なので、プレイスタイルによっては別売りのディスクドライブを購入する必要に迫られるかも。すでにディスク版のパッケージを持っているユーザーにとっては、デメリットのはず。Blu-rayでUHD解像度の映画を観たい人にとっても残念なことだろう。
価格の高さが最大のネック
多くの人が思うのは、「価格が高すぎる」(PS5 Proは、119,980円(税込))という感想だろう。確かにグラフィック性能の向上、フレームレートの安定はメリットだが、それにしても高い。
4Kディスプレイを使わず、グラフィックのこだわりもない人にとっては、ノーマル版のPS5(79,980円(税込))で充分と言える。両者の価格差は5万円なので、ただPS5のタイトルを遊びたいだけなら、どちらを選ぶべきか明白だ。
かといって同じような性能のPCを買おうものなら、12万円程度では済まない。PS5もPCも持っていないユーザーは、PS5 Proを買ってみる価値はありそうだ。
また、『モンスターハンターワイルズ』を少しでも高解像度かつ高リフレッシュレートでプレイしたい人にもオススメできる。ちなみに筆者のPCは、GeForce RTX 4060Tiというグラフィックスカードを搭載しているのだが、フルHDで60FPSを出すにはフレーム生成をONにしたりグラフィック設定を中にしたりと、色々と設定しないといけない。PS5なら解像度優先かフレームレート優先の2択なので、非常にわかりやすい。
細かいことを抜きにして遊びたい人こそ、PCよりもPS5 Proのような自動で最適化してくれるゲーム機が最適だろう。
sony
Playstation
Playstation 5 Pro
CFI-7000B01 [2TB]
出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋