トレンドの発信地とも呼ばれる渋谷。今回はそんな渋谷に立地する青山学院大学にて、誰もが一度は聞いたことがあるであろうファンションブランド「niko and ...」がポップアップストアを開催するという知らせを耳にした。果たしてどのような狙いがあり、大学構内にポップアップストアを設置することになったのか、オープン初日に取材してきたためその理由とともに紹介していこう。
お客様のライフスタイルに合わせたブランド「niko and ...」
「niko and ...」とは株式会社アダストリアが展開するブランドの一つで、アパレルや雑貨、家具、飲食を展開する“style editorial brand”である。実用性だけでなくどこかユーモアを感じさせるアイテムをラインアップしており、意外な驚きと発見に“であう”、やがて自分のライフスタイルに“にあう”、というメッセージのもと事業展開をしているそう。主に25～35歳の男女をターゲットにしており、親しみやすい製品を多く取り揃えているのが特徴的なブランドだ。
「niko and ...」×「青山学院大学購買会」初の取り組み
今回「niko and ...」が、青山学院大学の購買スペースを運営する「青山学院大学購買会」とタッグを組み、ブランド初となる大学構内のポップアップストア「CONNECT STORE」をオープンする。
「CONNECT STORE」は株式会社アダストリアのBtoBプロデュース事業を手掛ける「アダストリア・ライフスタイル・クリエイション（以下、ALC）」監修の元、日々の生活に新しい価値やワクワクを提供し、学校という場所がさらに“グッドコミュニティ” な空間になることを目指したという。
ではターゲット層が25~35歳にも関わらず、なぜ大学生の集まる構内、ひいては青山学院大学でオープンすることになったのか。
様々な地域に出店している「niko and ...」だが、実のところ店舗によっては大学生と同じ年代の方が多くお店に訪れているため、以前から親和性を感じていたそうだ。また青山学院大学としても、空きスペースを活用したいというニーズに合致し、今回のポップアップストアを展開するに至ったとのこと。「CONNECT STORE」を監修した「ALC」の一員である中山 美緒氏は『渋谷にある青山学院大学購買会と取り組むことで新しいカルチャーなどが発信できたら』と語っている。
「niko and ...」のショップをギュッと詰めた「CONNECT STORE」
「niko and ...」初のポップアップストア「CONNECT STORE」は、青山学院大学1号館に出店しており、2023年12月5日（火）から12月15日（金）までの期間限定でオープンしている。木材を中心としたヤグラ什器と暖色系の照明で「niko and ...」の親しみやすい雰囲気を演出。商品のラインアップは、文房具などの雑貨からボアやトレーナーなどの衣類まで、普段「niko and ...」のショップに置かれているものをギュッと詰めたという。「niko and ...」店舗に足を運ぶような感覚で行くことができるだろう。
また一部はL字のような形を成しており、スタッフと気軽にコミュニケーションが取れる”KIOSK感”（増田氏談）をイメージし、友達と一緒にグッズを挟みながら対面で見れる路面店のような演出をしているのもポイントの一つだろう。ちなみに、インタビューに答えてくれたお二人の写真がまさに”KIOSK”スポットだ。
大学生のために選んだアイテムが並ぶ「CONNECT STORE」
「CONNECT STORE」ではスーベニアショップのように気軽に入れるお店を目指しているそう。それでは今回ラインアップされている商品を紹介していこう。
特別な日を彩る「niko and ...」ならではのクリスマスグッズ
クリスマスシーズンということもあり、プチギフトとなるような雑貨をラインアップ。サンタクロースやクリスマスツリー、雪だるまなど可愛らしいフィギュアが多く揃えられている。「niko and ...」ならではのクリスマスグッズで、特別な日を彩ってみてはいかがだろうか。
“ビリー”というオリジナルキャラクターグッズ
「niko and ...」のオリジナルキャラクターである”ビリー”。アメリカにあるノックスヒルユニバーシティという架空の大学にあるアメフト部のメンバーという設定で作られたものだ。今回のオープンにあたり、いつか本当の大学に置いてみたいという「niko and ...」チームの想いが実ることとなった。本当の大学に来れたことで（心なしか？）いつもより笑顔に見える”ビリー”に会いに来てもらえれば幸いだ。
ボアなどのアウターやトレーナー、帽子といった衣類も
「niko and ...」ならではのファッションアイテムとして、各種試着せず購入できるようなラインアップにしたという。ボアなどのアウターだけでなく、帽子や手袋といったこの時期ならではのアイテムを多数揃えている。どの商品も可愛らしく、初めて訪れた方もつい手に取ってしまうほどだろう。お気に入りのアイテムを見つけた方は、ぜひお近くの「niko and ...」店舗にも興味を持ってもらえたら幸いだ。
「niko and ...」×「青山学院大学購買会」の取り組みが様々な繋がりを作る
最後に「niko and ...」の営業統括である増田 太一氏は『この「CONNECT STORE」を通して、まずはファッションが好きな方やいつかアパレルで働いてみたい方など様々な大学生にとって何かのきっかけになって欲しいと思うと同時に、大学と地域が繋がるためのハブとして役割が果たせたら嬉しい』と語ってくれた。
「CONNECT STORE」は大学構内で開催しているものの、学生以外の方も立ち寄れるとのこと。気になる方は、ぜひ一度気軽に足を運んでみて欲しい。
「niko and ...」が、今後「CONNECT STORE」をきっかけにどのような繋がりを生んでいくのか、注目していきたい。
niko and ... 「CONNECT STORE」 ㏌ 青山学院購買会 概要
期間：2023年12月5日（火）～ 12月15日（金）
場所：東京都渋谷区渋谷4-4-25青山学院大学 1号館1階 青山学院購買会内
営業時間：11:00～16:00（土日休業）（15日のみ15:00まで）
公式ブランドサイト：https://www.nikoand.jp/
ニュースリリース：https://www.nikoand.jp/news/4420/