この手軽さで本格的な一杯が。挽き具合を38段階で調整できる「電動コーヒーミル」

「電動コーヒーミル」

「コーヒー」というものに、憧れを抱いていた。 子どもの頃の筆者にとって、コーヒーは大人の象徴だった。香ばしい香りに誘われて一口舐めてみたところ、驚くほど苦く「どうしてこんなものを大人は好き好んで飲むんだろう」と不思議で仕方がなかった。苦い、けれど大人はみんな飲んでいる。自分もいつか飲めるようになるんだろうか。

成長と共に味覚や好みも変わり、映画や村山由佳の小説の影響もあって、人並み程度にはコーヒーをたしなむようになった。初めて缶コーヒーを自動販売機で買った時、少しドキドキしていたのを覚えている。

大人になってからのコーヒーは、当時憧れていたものと随分趣が異なる気がする。いつの間にか、無理やりカフェインを摂取し重たい瞼に鞭打つ為だけの飲み物になっていないだろうか。 確かにコーヒーを本格的に作るとなるとなかなか難しい。揃えなければならない道具も多い。そもそも時間が無いので、わざわざコーヒーを自分で淹れる気にさえならない。

せめて豆を手軽に挽くことができたならば、挽き加減に拘ったり出来るのに。

そういった苦悩を晴らしてくれるコーヒーミルが、大手クラウドファンディングサイト「Makuake」に現れた。株式会社キシマが発表した「電動コーヒーミル」は、ボタン一つで豆を挽ける上に挽きの「粗さ」を38段階で調整可能となっている。先行販売価格は3,984円(税込・送料込)から。

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この手軽さと38段階の挽き方で「自分だけの一杯」を

この「電動コーヒーミル」は前述の通り、豆を挽く時の「粗さ」を38段階で調整できる。その操作は一切ネジの取り外しを必要としない仕様なのも特徴の一つだ。従来のコーヒーミルの多くは挽き具合の調整箇所が製品の内側にあるため、どうしても手が汚れがちだった。この「電動コーヒーミル」は、その操作箇所を外側に備え付け段階の目盛りも印字しているので、好みの粗さに手軽に切り替えることができる。

操作方法は至ってシンプルで、コーヒー豆を入れて好みの粗さにセットしたら、あとはボタンを押すだけ。コーヒー豆を挽いてる間は他の事ができるので時間を有効活用できる。25g(約3人分)の豆を挽くのに所要時間は約4分という手軽さだ。たったこれだけでプロが挽いたような豆が出来上がるという。

釈迦に説法かも知れないが、コーヒーにはペーパードリップやネルドリップなどのように様々な淹れ方がある。淹れ方や飲み方に合わせて挽き方を変えることで、より味わい深い一杯を淹れることができるのだ(完全な余談だが、村山由佳の小説の中にも、淹れ方を誤ったコーヒーを出して常連客を失うシーンがあった)。

粒度の段階別コーヒーレシピが製品と合わせて紹介されていたので、是非一度見てもらいたい。愛飲しているコーヒーに適した挽き具合がわかるはずだ。もちろん好みに応じてもっと粗くしたり、より細かくしたりするのも良いだろう。38段階の挽き具合が楽しめるので、自分だけのおすすめレシピを見つけ出してほしい。

「電動コーヒーミル」粒度の段階別コーヒーレシピ

セラミック製コニカルカッターがコーヒー豆を均一に挽き、バランスの良いコーヒーの味を実現

挽き具合の均一性を高くするため、コニカルカッターを採用した。これによりバランスの良いコーヒーの味を実現できるそうだ。また、グラインダーの金属からの臭い移りを気にする向きもあるため、材質にはセラミックを採用している。これにより豆の豊かな香りを損なわずに済み、コストダウンにも繋がった。エンドユーザーからの要望にも応えうる仕様といえるだろう。

充電式なので持ち運びに便利。いつでも何処でも挽きたてのコーヒー豆を。

卓上タイプのものも多いコーヒーミルだが、この「電動コーヒーミル」は充電式なので場所を選ばず使うことができる。持ち運びに便利なのは言うまでもないが、コードやコンセントの制約を受けずに置けることはインテリアとしての視点からもポイントになるだろう。

アウトドアシーンでの活躍にも期待したい。焚き火の横で豆を挽き、淹れたてのコーヒーを飲みながら朝焼けを待つことが出来たなら…。凛とした新鮮な空気と共に、鼻腔をくすぐるコーヒーの香りを想像せずにはいられない。

「電動コーヒーミル」

「電動コーヒーミル」で味わう、コーヒーとの出会い。

「電動コーヒーミル」の開発背景には、インスタントコーヒーを飲んだキャンプの思い出や、友人が振る舞ってくれた挽きたてのコーヒーの記憶があるという。そうした「コーヒーとの出会い」の体験をより多くの人に味わってもらおうと、使用感や価格に拘って開発したそうだ。

たった一杯のコーヒーが、誰かを感動させることがある。

この「電動コーヒーミル」を使って、カフェインを摂取するためだけではない、心と記憶に残る一杯を淹れてみてはどうだろうか。

「電動コーヒーミル」

製品概要

製品名:電動コーヒーミル
サイズ:直径72mm、高さ195mm
重量:440g
容量:約25g(3人分)
本体材質:ABS
グラインダー材質:セラミック
電池:リチウムイオン電池 DC3.7V 1500mAh

※画像は、プレスリリースと公式サイトから引用

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