毎年恒例、幕張メッセを舞台にした「東京ゲームショウ」。今年はプロ音楽スタジオでも実績のあるヘッドホンブランド、Fostexのブースにも足を運んできたので、その様子をお届けしよう。
事前情報では「新製品T50RP-BTを試聴できる」と聞いていたが、音質だけでなくゲームプレイでの使い勝手を確かめに来た来場者の姿も目立っていたのが印象的だった。
展示概要

Fostex
東京ゲームショウ2026

ブース名:Fostex ブース
ブース番号:10-E35
ホワイトカラーのT50RP-BTが目を惹く
Hall 10のFostexブースに到着すると、まず目を惹いたのが「T50RP-BT」のホワイトカラーモデルだ。


ブースではブラックとホワイトのどちらが好みかを尋ねるアンケートも実施されており、筆者も思わず自宅のデスク環境を想像してブラックに一票を投じた。
とはいえ、ホワイトもかなり魅力的だ。イヤーパッドを保持するアーム部分の金属感と、ホワイトのハウジングやヘッドバンドとの組み合わせが絶妙で、白を基調としたデスク環境なら非常によくマッチしそうだ。見ているうちに「白は白で欲しい」と思ってしまったのが正直なところ。
担当者によれば、反響次第ではホワイトモデルの商品化も検討するとのこと。ホワイト派の方は、ぜひブースで一票を投じてほしい。
オーディオで培ったRPテクノロジーをゲーミングへ
ブースではT50RP-BTを装着し、実際にゲームをプレイしてサウンドを体験できる環境も用意されていた。
ブースの担当者から、T50RP-BTについて直接話を聞くことができた。
Fostexといえば、筆者にとってはスタジオモニターをはじめとした有線ヘッドホンのイメージが強い。そのため、ゲーミング分野へラインアップを広げていることには少し意外な印象もあった。
T50RP-BTに搭載されているのは、同社が長年オーディオ用ヘッドホンで培ってきた「RP(Regular Phase)」テクノロジーによる平面振動板ドライバーだ。
担当者によれば、RPドライバーが持つ高い解像度やレスポンスの良さは音楽再生だけでなくゲームとの相性も良く、ゲーム内で音の方向を把握する定位感にもつながっているという。
第4世代となるRPドライバーではプリンテッドコイルのパターンや磁気回路なども刷新されており、これまでオーディオ用途で培ってきた技術をゲーミング用途にも活用している。
RPドライバーをワイヤレスで駆動
個人的に気になっていたのが、RPドライバーをワイヤレスヘッドセットとしてどのように成立させたのかという点だ。
平面振動板を採用するヘッドホンにはアンプ側に十分な駆動力を求める製品もあるため、ワイヤレスモデルとなるT50RP-BTでは、内蔵アンプでどのようにRPドライバーを駆動しているのか気になっていた。
この点について担当者に尋ねたところ、コイルパターンなどを改良することで、ワイヤレス製品の内蔵アンプでも十分に駆動できるよう設計しているという。

単に既存のT50RPをワイヤレス化しただけではなく、RPドライバーをワイヤレス環境で成立させるための設計が盛り込まれているわけだ。
また、平面振動板型のヘッドホンは構造上マグネットを使用することもあり、重量が大きくなりやすい。ゲームでは長時間にわたってヘッドホンを装着することも珍しくないため、T50RP-BTではゲーミング用途で長時間使用することも想定し、可能な限り軽量化を図ったとのこと。
ヘッドバンドやイヤーパッドについても、今後バリエーションを展開することを検討しているという。
実際のゲームプレイでT50RP-BTを体験
Fostexブースでは、T50RP-BTを実際に装着してゲームをプレイできるようになっている。

T50RP-BTはBluetooth接続に加えて、専用のUSB Type-Cトランシーバーによる低遅延接続にも対応。ゲーム用途では音質だけでなく、映像に対して音が遅れて聞こえないことも重要になるだけに、実際のゲーム環境で試せるのはうれしいところだ。
また、ブースは東京・多摩地区で格闘ゲームイベントを企画する「タマファイティングコミュニティ」との共同出展となっている。
オーディオ製品としてスペックや音質を確認するだけではなく、実際のゲームプレイを通してRPドライバーのレスポンスや定位感を体験できる展示となっていた。
FostexのRPテクノロジーをゲームで体験できるブース
今回ブースを訪れて印象に残ったのは、単に「Fostexがワイヤレスゲーミングヘッドセットを作った」というだけではなく、同社が長年培ってきたRPテクノロジーをゲームという用途へ持ち込んでいることだ。

Fostexというブランドに有線のモニターヘッドホンというイメージを持っていた筆者にとっても、同社の技術がゲーミング用途でどのように活用されているのかを知ることができたのは興味深かった。
ブースでは実際にT50RP-BTを使ってゲームをプレイできるため、RPドライバーのサウンドがゲームでどのように感じられるのか、自分の耳で確かめることができる。
そして個人的には、製品化されるかもしれないホワイトモデルも気になるところ。ホワイト派の方はもちろん、ゲーム用ヘッドセットでも音質にこだわりたいという方は、実際にブースでT50RP-BTを体験してみてはいかがだろうか。
東京ゲームショウ2026は9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセにて開催中で、FostexブースはHall 10の10-E35に構えている。
ギャラリー







Fostex
東京ゲームショウ2026



