ヤマハ株式会社は、イヤホン・ヘッドホン向け仮想立体音響ソリューション「Sound xR Core」が、CygamesのアクションRPG『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』に採用されたと発表した。同作は2026年7月9日に発売されており、対応プラットフォームはNintendo Switch 2、PlayStation 5、PlayStation 4、Steamとなる。
「Sound xR Core」は、通常のイヤホンやヘッドホンで360°全方位の音を立体的に表現するための仮想立体音響ソリューションだ。ヤマハは、音声コンテンツを高精細に空間定位させることで、インタラクティブな音像定位と音空間のデザインを可能にすると説明している。
『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』では、Nintendo Switch 2版、PlayStation 5版、PlayStation 4版、Steam版のすべての対応プラットフォームで「Sound xR Core」が採用されている。イヤホンやヘッドホンでプレイするユーザーに向けて、ゲーム内の音の位置や広がりを表現する技術として組み込まれた形だ。
イヤホン・ヘッドホンで360°全方位の音を表現
「Sound xR Core」は、専用のスピーカー環境ではなく、一般的なイヤホンやヘッドホンで立体的な音場を再現することを目的とした技術だ。ゲーム内では、キャラクターの動き、環境音、攻撃音、演出音などが画面上の出来事と重なって聞こえるため、音の方向や距離感はプレイ体験にも関わる。

ヤマハは「Sound xR Core」について、“通常のイヤホン・ヘッドホンで360°全方位の音を立体的に表現可能な仮想立体音響ソリューション”と説明している。映像の迫力だけでなく、音がどこから聞こえるのか、どのように空間の中に配置されるのかを設計できる点が特徴となる。
ゲームをイヤホンやヘッドホンで遊ぶユーザーは少なくない。テレビや外部スピーカーを使いにくい環境でも、音の広がりや方向感を補えるのであれば、家庭用ゲーム機やPCでのプレイ体験にも影響する。今回の採用は、ゲームサウンドを単なるBGMや効果音ではなく、空間表現の一部として扱う動きといえる。
『エンドレスラグナロク』はクロスプレイにも対応
Cygamesによると、『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』は、アクションRPG『GRANBLUE FANTASY: Relink』の最新作だ。多彩なキャラクターとの連携によるバトルを特徴とし、新たなストーリー、多数のゲームシステム、ゲームモードが追加されている。
プレイ人数はオンライン時1〜4人で、オンラインマルチプレイでは異なるプラットフォーム間でのクロスプレイにも対応する。対応プラットフォームはNintendo Switch 2、PlayStation 5、PlayStation 4、Steamで、表示言語は日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語などに対応している。音声は日本語と英語を用意する。
価格は通常版のStandard Editionがパッケージ版・ダウンロード版ともに6,930円(税込)。ダウンロード版のSpecial Editionは9,900円(税込)で、既存ユーザー向けのアップグレードキットも用意されている。
ゲーム体験における音の役割が広がる
ゲームの進化は、グラフィックやフレームレート、操作性だけで語られがちだ。一方で、アクションRPGのようにキャラクターの動きや周囲の状況を把握する場面が多いジャンルでは、音の定位や空間表現も体験を支える要素になる。
特にイヤホンやヘッドホンでプレイする場合、音の位置関係が自然に感じられるかどうかは、没入感に影響しやすい。ヤマハの「Sound xR Core」が『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』に採用されたことは、ゲーム内サウンドを演出だけでなく、プレイ環境に合わせた体験設計として扱う動きのひとつと見られる。
ヤマハは、2026年7月22日から24日までパシフィコ横浜ノースで開催された「CEDEC2026」にも出展し、立体音響技術に関するセッションを行った。今回の採用は、ゲーム開発における空間音響技術の活用が広がっていることを示す事例のひとつといえる。
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Sound xR Core

出典・関連リンク
ヤマハ株式会社「ヤマハ 仮想立体音響ソリューション『Sound xR Core』 『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』に採用」
株式会社Cygames「アクションRPG『GRANBLUE FANTASY: Relink – Endless Ragnarok』発売開始のお知らせ」


