新生活も始まり、そろそろアルバイト代や初任給、あるいはこの先に控えるボーナスの兆しなどでモニターの買い替えを検討している方も多いだろう。引越しで環境が代わり、より大きなモニターや逆に小さめのモニターが欲しくなったという方もいるかもしれない。 もちろんお金に余裕があるなら新品購入を検討するところだが、何かと入用なこの時期。少しでもお得に手に入るなら、それに越したことはないはずだ。今回はそんな方に向けて、耳寄りな話をお届けしたい。
ズバリ「JAPANNEXTのワケありモニターが、かなりお買い得」という話題である。
本記事では、そもそも“ワケあり”のワケとはなんなのか。そして、そんなモニターが販売されるまでの裏側、そしてどこで買えるのかなどをまとめてお伝えしよう。

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ワケありモニターの“ワケ”って何?謎を解き明かすべくJAPANNEXT本社へ
そもそも「ワケあり品」というワードを聞いて、読者の皆様なら何を想像するだろうか。例えば激安系スーパーであれば賞味期限が近いものや過ぎたもの、家電量販店なら展示品、レンタルショップであればレンタル落ちの処分品など、その”ワケ”は販売するお店やその成り立ちによって様々。
「“ワケ”がなんなのか分からなければ、そこを許容し、“お得”と捉えられるのかも分からない」そう考える方が大半だと思う。
実際、筆者自身がそうでスーパーの処分品コーナーやリサイクルショップはマメにチェックするものの、生鮮食品はそこから選ばなかったり古着には少し抵抗があったりと、許容度はワケ次第である。
ならば、まずは解き明かさねばならない…JAPANNEXTが言うところの”ワケ”を。 というわけで半ば恒例ではあるが、我々onesuite編集部はJAPANNEXT本社へと向かった。

JAPANNEXTにおける“ワケあり”モニターの立ち位置とは
今回我々を迎えてくれたのは、JAPANNEXTの代表を務めるベッカー・サムエル 氏(以下、ベッカー氏)とセールス&マーケティング本部の本部長を務める剣持 開 氏(以下、剣持氏)。「ワケありの”ワケ”ってなんですか?」という、ある種不躾な質問をしにきたにも関わらず、まさかの全面協力の姿勢だ。


——本日はお忙しいところありがとうございます。
まずはJAPANNEXTとして、製品をどのような形で販売しているかを教えていただけますか?
ベッカー氏:
まず、一番一般的なのは新品の販売ですね。
当社のECサイトや量販店様ですとか、ECサイトのマーケットプレイスなどで販売されています。
その中で初期不良やそれ以外の理由など、お客様がなんらかの形で返品された製品を、清掃あるいは修理を行い、再度の動作チェックの後に販売しているのがリファビッシュ品になります。
そして、そのリファビッシュ品として販売する場合であっても、当社の設ける基準に満たない場合がワケあり品というイメージですね。

——なるほど、具体的にはどういう基準になるのでしょうか?
剣持氏:
そうですね、リファビッシュ品の場合は新品同様というのが一つの基準になっています。
逆に新品同様とは言えないもの。
例えば「少し筐体に傷がある」とか「一部の機能が使えない」など、説明したうえで納得して買っていただく分には問題ないものの、新品同様とは言い難い場合は”ワケあり”という扱いになりますね。

剣持氏:
なので保証期間にも違いがありまして、リファビッシュ品には1年間の製品保証をつけていますが、ワケあり品は3ヶ月という保証で販売させていただいています。
——ありがとうございます。そういうところに違いがあるんですね。
ちなみに、ワケあり品はいつ頃から販売するようになったんでしょうか?
ベッカー氏:
実はリファビッシュ品については昔から販売していたのですが、その中でどうしても少数ながらリファビッシュ品として扱いにくい状態の製品が出ていました。
当初は仕方なく廃棄していたのですが、環境のことを考えてもどうしても「もったいないな」と。
例えば背面に小さな傷があるとか、ほとんど使わない一部の機能だけが使えないとか、そうしたまだ使えるはずの製品を廃棄してしまう当時の状況を変えたくて、2年ほど前から取り組みを始めた形ですね。
JAPANNEXTのワケありモニター。実は手間暇かかってます
そんな“もったいない”精神から生まれたワケありモニターだが、JAPANNEXTに返ってきた様々な事情あるモニターたちは、どういった流れでワケありモニターとして生まれ変わるのだろうか。
——それでは、どんな工程を経てワケありモニターとしてお客様のもとへ届くのか教えてください。
剣持氏:
まず先ほどの基準からも分かるように、リファビッシュ品とワケあり品は「返品されてくる」という点で入り口は同じなんです。
そこから検品や清掃、必要に応じて修理をする過程で、リファビッシュ品になるのか、ワケあり品になるのかという選別が行われます。その後製品の状態を確認し写真で記録を取った後に、販売サイトに登録していく形ですね。
そんな話をしながら案内してくれたのはなんと「保健室」である。

以前も別記事で詳しく取り上げたのだが、JAPANNEXTの本社は元々小学校だった建物を改装して使用しており、現在でも一部の設備は意図的にそのままの形で残されている。しかし、ワケあり扱いになったモニターが運び込まれる先が保健室とは…奇妙な符合を感じずにはいられない。
一つ一つ状態が違うからこそ、販売前には一台ずつチェック・撮影・清掃
剣持氏:
ここでは、ワケあり品の再チェックと撮影などを行っています。チェックの内容としては、傷などが指摘されている場合はその確認や、そこ以外の不備、例えば付属品がちゃんと揃ってるかとかですね。そういったものがないかを確認しています。もちろん一度振り分けの過程で確認してはいるのですが、二重チェックですね。
今回は、このモニター(下の画像)で実際にその過程を見せてくれるという。

剣持氏:
また一口にワケありと言っても原因は様々ですし状態も異なるので、販売するにあたっては一つ一つ対応し、撮影する必要があります。前の工程でワケありになった“ワケ”の部分が、こうしてラベルとして共有されているのでそこも合わせてチェックし、撮影する形ですね。

そんな話の側、サクサクと開梱を始めるワケありモニター担当のJAPANNEXTスタッフ(ここでは仮にA氏としておこう)。一度すべてのパーツや付属品を取り出し…


説明書の付属品一覧を片手に不足物がないかまずはチェック。

その後はモニターを組み立て、ディスプレイの表示なども見ていく。

——流石にすごく手慣れてらいらっしゃいますね。
JAPANNEXT A氏:
多分一番自分が診てるからですかね?もちろん二重チェックにはなりますが。 自分の前にも他部署のメンバーがチェックをしていて、この矢印はその時に貼られています。ここの傷が報告されている箇所ですね。

そう言われて矢印の先をみると、確かに1mm有るかないかの小さな傷が。これでワケあり判定になってしまうとは…たしかにリファビッシュの場合は新品同様であることが基準と言っていたが、これはかなり厳しめの判定だ。
——個人的にはこのシールを貼る最初のチェック段階で撮影まで済ませればスムーズなのでは?
と思ってしまいますが、そうしない理由があるのでしょうか。
JAPANNEXT A氏:
たしかにその方がスムーズかもしれません。ただ、やっぱりお客様には綺麗な状態でお届けしたいじゃないですか。なので撮影は工程を分けて、その際に2度目のチェックを入れるようにしているんです。

チェック箇所以外にも、全面や背面、ポートなど隅々まで撮影していく。この時に撮影した画像が、ワケありモニターとして販売される際に使用されるという。


そして撮影の後は改めて清掃し、再度梱包。


JAPANNEXT A氏:
細かいこだわりなんですけど、この梱包用の袋もお客様から返却された際のものは基本的に使用せず、すべて新品に取り替えます。このために追加で取り寄せてるんですよね。

JAPANNEXT A氏:
はい、これで撮影までの工程は完了です。

もちろん製品登録も1台ずつ。ただしシステムで効率的に
剣持氏:
撮影が終わった後は、そのデータとチェック時の申し送り事項をもとに製品データを登録していきます。当然ここも1台ずつですね。 ただ、ここはシステムでだいぶ効率化されました。

流れとしては、先ほど再梱包したモニターのシリアルをスキャナーで読み取り

すると、その情報が登録用のデータシートに反映される仕組みとなっている。

データの大元は製品情報を格納したデータベースと、登録用のデータを参照しており販売時のページタイトルまで自動で発行されるようだ。ここに先ほど撮影したデータを組み合わせて、販売準備は整った。


ベース3割引!ワケありモニターの購入はメルカリから
——販売準備までの流れを見せていただいたわけですが、実際にはどこから購入ができるのでしょうか。
剣持氏:
現状ではメルカリさんでの販売がメインです。Amazonさんや楽天さん、自社ECなどでも販売できなくはないんですが、「1点ごとに状態が違う」というワケあり品の都合上、製品の状態をお伝えするのが難しいことと、リファビッシュとの違いがわかりにくくなってしまうこともあり、現在の形になりました。

またメルカリの場合、メッセージ機能によって出品単位でお客様とのやりとりができるのもポイントの一つだという。ワケありモニターの”ワケ”の部分や、その他の疑問点などもメッセージのやり取りで解決できるため、相性が良いのだとか。

さて、そんなワケありモニターだが、いよいよ気になる値段について聞いてみよう。
——もちろん製品によって違うと思うのですが、どれくらいの価格で販売されているのでしょうか…?
差し支えない範囲で教えていただけると。
剣持氏:
基本的には、新品より3割引という価格設定にしています。さらに製品の状態や、出品されてからの期間によってさらに割引率が深くなっていくという形ですね。
——少なくとも3割!?それはかなりお得感ありますね。

X(旧Twitter)でもお得な情報発信中。JAPANNEXTのワケありモニター、今後の展望
さて、ここまでワケありモニターの“ワケ”の部分や、出品までの裏側をお届けしてきたがいかがだっただろうか。JAPANNEXTにおけるリファビッシュの基準が厳しい分、些細な要因でワケあり判定になったものも多くあるため、下手にリサイクルショップや個人間で取引で入手するよりもお得にモニターを購入できるだろう。もちろん、現品限りの一点もののため購入は早い者勝ちだ。
——例えば今後、本社セールなどメルカリ以外などでの販売予定はあったりするんでしょうか?
ベッカー氏:
実際のところは、すでに少しやっています。 主にいすみ市が主催するイベントに年2 – 3回、JAPANNEXTとして出展してまして、そこではリファビッシュ品やワケあり品をお得な価格で出品しています。さすがに気軽に来てくださいとは言い難いですが、いすみ市以外からいらっしゃった場合でも地元の方と全く同じ条件で購入することができますので、もし興味がある方はそうしたイベントにもご参加いただけたらと思います。
剣持氏:
あとは今後のところで言うと、福袋みたいな形での販売も面白いかもしれませんね。1つずつ状態が違うためJAPANNEXTの公式ストアで販売するには制限もあったんですが、そういう形でならお正月にゲーミング福袋とか企画できるかも。
ベッカー氏:
いいですね。いくつか価格設定つくってゲーミング福袋、デスクワーク福袋とか。 やりましょう。

しかし、こうした掘り出し物を見つけるためには、JAPANNEXTの公式ストアやメルカリアカウントに張り付いていなければいけないのかと言えばそうでもない。こうしたお得情報をまとめたJAPANNEXTの公式X(旧:Twitter)アカウントが用意されているのだ。
もちろん上記のような今後の展望も、決定した暁にはXアカウントで告知されるはず。気になる方はフォローした後、通知をオンにしておくのがおすすめだ。

JAPANNEXTのワケありモニターは「もったいない」が生んだ超お買い得モニターだった
最後に少々余談として、途中に交わした雑談の中で「JAPANNEXTのワケありモニターとは何か」が垣間見えたシーンがあったので、その事に触れてこの記事を終わるとしよう。
——(少し時間が戻って)
ちなみに最低でも3割引ってかなりお得感ある価格設定ですが ウルトラワイドとか大型モニターなど高機能だったり高額なモデルは出てないとかそういう事でしょうか…?
剣持氏:
いや?普通にでてますよ。 もちろんタイミングにもよりますが今一番大きいのだと確か、86インチとか。
そう言って見せてくれたのがこちら。

なんと強化ガラス仕様の4K(3840 x 2160 px) 86インチ液晶ディスプレイが174,910円(税込)である。
しかも送料込み。
これには筆者も思わず現地で「発売時 50万円超えの超大型モニターが17.5万!?しかも送料込みぃ???」と声が出たほどで、3割引どころかもはや価格が約3割になるという驚愕の値付けだ。
当然ながら、このサイズになると送料だけでもそこそこの金額がかかり、そのうえ清掃(場合によっては修理)・検品・撮影と、出品までに人件費もかかるため、おそらく利益はほとんど残らないか、製造時のコストを含めたら完全に赤だろう。代表を務めるベッカー氏の「もったいない」から生まれたワケありモニターだが、この価格設定こそが、本当に「もったいない」精神だけで販売されている可能性を示唆しているのではなかろうか。
JAPANNEXTのワケありモニターは、想像以上に手間暇かけて出品され、そして想像以上に衝撃の価格で販売されていた。少しでもお得にモニターを購入したい方は、是非ともチェックしてみてほしい。
だって、こんなモニターを見逃すなんて、もったいない。
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