「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」を女性デザイナーが組み立て&体験レビュー。デザイン◎、体を労りながら作業が捗るデスクチェア。

デスクワークのつきものと言えば、腰痛や腰から背中にかけての”凝り”。コロナ禍の折にリモートワークが爆発的に増えたこともあって、「長時間の座り姿勢で腰や背中が辛い」という経験をおもちの方は、数多くいるかと思う。

そんな方に向けて、onesuite編集部では以前「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」というデスクチェアを紹介したことがある。一般に効果的と言われる対策、「体にフィットした座り姿勢」と「定期的なストレッチ」の二つを同時に叶えてくれる製品で、そのもっちりとしたクッションの質感も相まって非常に座り心地の良い製品だった。

実際、読者の反応も良くそれなりに読まれた記事になったのだが、何とこのたびLiberNovoの日本正式発売(以前はクラウドファンディングだった)に合わせ、色も生地も新しいモスグリーンを追加されたのだというという。前回、その触り心地や生地の良さを最大の魅力と評した我々としては、これは非常に気になる変更点だ。これは一度確かめてみる必要があるだろう。

とはいえ、すでに一度編集部でレビューを実施している手前、全く同じアプローチでは面白くない。

そのため今回は、社内の伝手を辿って普段から自宅で仕事をしている女性クリエイターを起用し、実際に製品の開梱から組み立て、使用に至るまで一連の流れにチャレンジしてもらった。インタビューを交えつつ、デザイナーとして活躍する彼女の視点を通して、製品の魅力に迫っていきたい。

記事で紹介した製品

LiberNovo

LiberNovo Omni 電動ワークチェア


製品名:LiberNovo Omni 電動ワークチェア
製品カラー:モスグリーン / 48cm
製品価格:171,600 円(税込)
セール時価格:127,300 円(税込)
製品ページ:https://jp.libernovo.com/products/libernovo-omni-dynamic-ergonomic-chair?variant=55209462988968

目次

新素材を採用した新色「モスグリーン」

さきほど記載した通り、今回の日本発売にあわせて登場した新色「モスグリーン」は、カラーバリエーションでありながら素材自体も異なる実質的な別バージョンだ。どちらかといえば「もっちり・柔らかい」印象だったミッドナイトブラック・スペースグレーにたいして、モスグリーンはLiberNovo曰く”なめらかで上質なスエード調の質感”。落ちついた印象があり、深い色味でナチュラル調の部屋に馴染みやすい。

LiberNovo Omni_logo

そのデザイン性は、ドイツ・ハノーバーを拠点とする独立系デザイン団体 iF International Forum Design が主催する国際的なデザイン賞でも評価されており、2026年には約10,000件の応募デザイン を対象に、129名の国際的なデザイン専門家による審査が行われた。そんな中で、LiberNovo Omniは“動きに合わせて支える”電動ワークチェアとして高評価を取得し「iFデザインアワード2026」を受賞したとのこと。

今回はそんなLiberNovo Omniの「モスグリーン」モデルをレビューしていく。

LiberNovo Omniは女性一人で組み立ては簡単?サイズ感や工程をチェック

改めて、今回記事にご協力いただいたのは普段グラフィックデザイナーとして活躍する、のばなデザインの工藤柚佳さん(以下、工藤さん)。記事冒頭でも記載した通り、主に自宅で作業されているそうで、やはり背中などの凝りには悩まれているとのこと。そんな彼女が「LiberNovo Omni」にどんな感想を抱くのか、実際に試してもらおう。

クリエイター紹介

nobana_工藤_icon

のばなデザイン 工藤 柚佳

クリエイティブディレクター / グラフィックデザイナー

1997年、長野県出身。2018年、専門学校桑沢デザイン研究所卒業。広告制作会社にて駅広告やメーカーのWEBバナーなどをはじめとしたグラフィックデザインの制作に携わる。現在は紙以外の販促物やグッズなどの印刷について勉強中。おばけと怪談と歴史が好き。

https://www.nobana-design.com/
https://www.instagram.com/_dodomount/

nobana_工藤_作例2
nobana_工藤_作例1

——本日はよろしくお願いします。
まずは自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

工藤さん:
のばなデザインの工藤 柚佳といいます。
グラフィックデザイナーをやっており、印刷物をはじめバナーやWebなども広く手掛けています。
こちらこそ、よろしくお願いします。

——それでは早速、開封から組み立てをお願いしてもよろしいでしょうか。

工藤さん:
わかりました!

というわけで、挨拶もそこそこに実際に届いた状態から製品を開封、組み立てしてもらう。椅子一脚が丸ごと入っていることもあって、梱包サイズはそこそこの大きさ。正確に計測したわけでは無いが80 × 80 × 60 cm(W×D×H)くらいだろうか。

工藤さん:
パッと見は大きいかと思いましたが、正方形に近い形状なので
運搬とか移動はしやすそうですね。

奥に見えているのは横幅160cmのデスク。組み立て時にはある程度広さを確保しておきたい。

開封すると、まずは組み立て手順が描かれた1枚のダンボールがお目見え。その下にはネジなど小さめのパーツが入った小箱と、キャスターを取り付ける足などが格納されている。

ちなみに編集部メンバーは以前の記事をやった際に一度組み立てを経験しているため、おおよそ手順は分かっているのだが、工藤さんの素直な感想をもらうべく、基本的に全て自身で手順を読み解いて組み立てを行ってもらった。また当然ながら、組み立ての手伝いも行っていない。

イラストメインの手順書で女性一人でも組み立て簡単

——すみません。
記事の都合上、我々は見てるだけになっちゃうんですがよろしくお願いします….。

工藤さん:
頑張ってみます!

組み立て手順を読み解く工藤さん。
組み立て手順を読み解く工藤さん。

——ちなみに、デザイナーということは普段から座った状態での作業が多いんでしょうか。

工藤さん
そうですね、やっぱりデスク中心にはなります。
ただ結構姿勢が悪かったりするので、猫背だったりとか(今使っている自宅のチェアだと)据わりが悪くてあぐらをかいてしまったりとか。
そうなるとやっぱり腰や背中が痛くなるので、最近はヨガを始めました(笑)

そんな雑談を挟みつつも、組み立てを進めてくれる工藤さん。着々とキャスターを組み付けていく。

5つある頂点にそれぞれ付属のキャスターパーツを組み付けていく

工藤さん:
はめ込むのは難しく無いですが、差し込む際に不安定なのでガタンってなっちゃうかも…
下に布や毛布を敷くと、勢い余って床に傷を作らずに済みそうです。

途中で傷防止+安定性を上げるためにキルトマットを追加。手頃なものがない場合は、このときだけ説明書きのダンボール板上で作業しても良いかもしれない。

全てのキャスターを取り付け終わったら、裏返して高さ調整用のシリンダーを装着。基本的にはパーツが組み立て順で箱に入っているため、説明のイラスト通りに取り出して組み付けるだけと、かなりサクサク進む。

その後は「LiberNovo Omni」の機関部ともいえる背もたれから座面にかけてのフレーム。こちらも位置を合わせてはめるだけだ。

——組み立てていて、正直いかがです?

工藤さん
棚とかの組み立て家具は作ったことあるんですが
棚とかだと細かいパーツが沢山あって、組み立て始める前に説明書を見て
「ネジが何本で〜」とかしないとですけど
それと比べると一つ一つのパーツが大きいので、かなり簡単ですね。

背もたれから座面にかけてのフレームを組み付ける様子。

また画像内で工藤さんが装着している軍手や、組み立てに必要なドライバーなどがあらかじめセットになっているのも魅力の一つだろう。必要なアイテムは全て同梱されているため、別途工具などを用意する必要もない。

工藤さん
普段工具を滅多に使わないので助かりますね。
ドライバーも先端が磁石になっていて、ネジが落ちにくいのが嬉しいです。

そしてあっという間に座面の取り付けへ。こうしたデスクチェアの場合、一般的には座面と肘掛けは別パーツで届くことも多いのだが、「LiberNovo Omni」の場合はあらかじめ組み付けた状態で届く。そのためここも位置を合わせてはめこむだけでOKだ。

その後は数箇所ねじ止め。

組み立てポイント解説①:座面取り付け時のネジ穴位置は肘掛けで変わる

ここで少々、組み立て時のちょっとした難所に触れておきたい。

先の通り、座面を乗せたあとはいくつかねじ止め箇所が発生するのだが、一見するとネジ穴がズレたように見える場所が存在する。場所は椅子の正面、座面下。

この場所では座面側のステーと、フレーム側のネジ穴をネジで止める必要がある。標準状態ではきちんとステーとネジ穴の位置が揃っているものの、座面を取り付ける際に肘掛けを動かしてしまうと両者の位置がズレてしまうのだ。

ステー(ネジがある箇所)と画像中央のネジ穴が揃った状態。
ステーとネジ穴がズレた状態。

このステーの位置は肘掛けの前後位置に対応しているため、肘掛けの位置を動かしベストな位置に調整しよう。この二つをネジで接続することで、背もたれのリクライニングに肘掛けの位置も連動してくれるようになる。

肘掛けが最も奥(背もたれ側)の状態。
肘掛けが最も手前の状態。

なおこれは「LiberNovo Omni」の構造にかかわる部分のため、通常のデスクチェアでは見かけない要素。組み立て家具などに慣れている方ほど混乱しやすいポイントのため、補足させてもらった。

組み立てポイント解説②:背もたれの固定パーツは後ろから押し込んで外す

続いて組み立ての難所その2。背もたれの固定パーツの外し方。

座面を取り付けたあとは、いよいよ背もたれへと進むのだがその際、取り外す固定パーツの外し方が少々難しいので補足させてもらおう。といっても、こちらも構造さえ分かっていればそこまで難しくないため安心して欲しい。

背もたれを取り付けるため、固定パーツを取り外している様子。

説明書きでは「Press and hold the button」と書いてあり、上部をスライドさせるような図となっている。が、しかし力の込め方によっては固く感じることもあるため、フレームの背後に回ってボタンを確認しつつ押し出す形がおすすめだ。

ちなみに工藤さんが唯一苦労していたポイントがここで、初めはスライドのさせ方が掴めず四苦八苦していた。しかし、一度構造が分かった後はすんなりと外せるようになっていたので、皆さんも外す際は後ろから押し込む形でトライして欲しい。

取り外した固定パーツ。中央の窪みに親指の腹を当て、押し出すように取り外すと簡単。
※ サンプルは欧米版となっており、日本版は日本語表記になっているようだ。

この組み立てポイント解説①・②さえクリアしてしまえば、完成までもう少し。

組み立て時間は撮影しながら約1時間半。平均的には30分くらいが目安

残すところは、背もたれとヘッドレストのみ。引っ掛けるように背もたれを取り付け、先ほど外した固定パーツをセット。

そしてヘッドレストを上から差し込めば…

完成だ。

ここまでかかった時間はおおよそ1時間半ほどで、それも工程ごとに記事用の写真撮影や動画撮影を挟みながらである。動画のために平均して3回ほど同じ工程を行ってもらっているため、スムーズに組み立てた場合ならおそらく30分程度で完成まで辿り着けるだろう。

——お疲れ様でした。 これにて完成ですが、組み立ての工程はいかがでしたか?

工藤さん
他の椅子を組み立てたこともあるんですが、その時は押し込んだりとか
かなり力づくで行う作業も多くて。
椅子の組み立てにちょっと苦手意識がありました。

でも「LiberNovo Omni」の場合は結構単純で、なんかパズルみたいだなって。
パーツもネジ3-4本と、これなら一人でも組み立てられると思います。
あと、はまる時にはパチって音がするので、そこも気持ちよかったです。

インテリアに馴染むデザインと体にフィットする座り心地が魅力

多少ダイジェストではあるものの、実際に組み立ての流れをご紹介した後で、次はデザインや細部の機能についても目を向けていきたい。

特にデスクチェアの場合、実用品である一方でインテリアとしての側面も持つ都合上、デザインの評価は厳しくなりがち。さらに今回の工藤さんは本職デザイナーで、プロダクトと守備領域が違うとはいえ、その評価は気になるところだ。

——では完成してみて、まずは全体的なデザインなどはいかがでしょうか。

工藤さん
自分の中の偏見として、ゲーミングチェアみたいな構造が複雑なチェアの場合
なんか車から取り外してきたみたいなデザインが多い印象があって、手をつけるのに躊躇していたところがありました。

でもこの製品は、組み立ててるときから「あ、なんかちょっと可愛いかも」と感じてました。

工藤さん
カラーのモスグリーンも、パキッとした緑というより落ち着いた深い緑で
インテリアにも馴染みやすそうですね。

——なるほど。ちなみに組み合わせるならどんなアイテムが良さそうでしょうか?

工藤さん
そうですね…
結構生地が布感があるタイプなので、たとえば真逆の色の布やブランケットとか組み合わせると良さそうです。

背もたれはもちろん、ヘッドレスト・肘掛け・座高の調整で体にフィット

——今回使用してもらったのが、シート奥行き48cmとどちらかといえば男性向けのサイズだったのですが、座り心地などはいかがでしょうか。

工藤さん
かなり調整が効くので、特に座りにくいとかはないですね。
初めて座った瞬間は少し張り出すような、腰が押される感触がありましたが
フィッティングのボタン操作を教えてもらった後は、自分に馴染む位置を見つけることができました。

「LiberNovo Omni」における最大の特徴は、背中の曲線に合わせたフィッテング機構だ。これは複数のプレートに分割された柔らかい背もたれを、フレームに備えた電動シリンダーで力を加えて意図的に湾曲させることで実現している。

背もたれの裏側は複数のプレートで分割して支える構造。ここに電動シリーンダーで力を加えることで背中・腰の張り出し方が変わる。
張り出しが最も弱い状態
張り出しが最も強い状態。画像の上を見ると、背もたれが押し上げられてアーチを描いているのがみて取れる。

また搭載したバッテリーの電力で駆動し、左手側のアームレストに備えたボタンでコントールできるため座り姿勢のまま調整ができるのも魅力の一つ。

一般的にこうした機構は手動のため、完全に座った状態で調整するのは難しく「座る→調整する→座り直す→調整する→座る…」と、繰り返すうちにどこが自分に取ってベストな位置かが正直わからなくなってしまうことも多い。しかし「LiberNovo Omni」な電動かつ指先一つで調整が効くため、非常に簡単なのだ。

左手側の肘掛け下に備えたコントロール用のボタン。親指一つで背中・腰のフィット感を調整できる。

その他にもヘッドレストは高さと角度に加えて、前後の奥行き調整が可能。

また肘掛けは、一般的な高さ・角度・前後位置などが調整可能。加えて肘掛け自体の傾きも調整ができる。

工藤さん:
実は普段あんまりデスクチェアにこだわってなくて、コロナになった時は有り合わせというか
背もたれすらないような椅子に座ってました。
で、現在も機能というよりもインテリアとのバランスで選んだ椅子なので…

「LiberNovo Omni」の場合は見た目も落ち着いてて、かつ座り心地もいいので
姿勢を保ってくれて集中力が続きやすそうです。

リラックス機能でつかれた背中・腰をリフレッシュ

——電動フィッティングを活かしたリラックス機能も特徴の一つですが、こちらは体験してみていかがでしたか。

工藤さん
まず、リラックス機能が付いていることにびっくりして。
それも意外としっかり強めな。

工藤さん:
満足いくところまで腰に当ててくれるので、クセになりますね。
作業中はもちろんなんですけど、寄りかかって休んだり仮眠する時なんかもあるので
そういう時に包まれてる感があるのも良かったです。

リクライニングを試している時の様子。

工藤さん:
あとはそうですね…
パソコン以外にも、紙や実際の出来上がったものを見て大きさを確認したり、逆に細かい文字をずっと見ている瞬間もあるので
そういう時に姿勢を変えたり、リラックスしながら使うのにも良さそうです。

「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」は体を労わりながら作業が捗るデスクチェア

2度目のレビューとなった「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」だったが、工藤さんに依頼をしたことで、編集部のレビューとはまた違った視点で魅力がお届けできたかと思う。特に女性かつデザイナー視点でも「組み立てやすい」「インテリアに馴染む」「かわいい」という評価が出てきたのは大きな収穫だった。

——最後に、今回「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」を体験してみての総評を教えてください。

工藤さん
よくあるゲーミングチェアとかって、どうしても”いかつい”印象があって
今まで自宅に置くことを想像できなかった、というか躊躇していたところがあるんです。

でも「LiberNovo Omni」は見た目も気に入りましたし
この製品があれば、もっとリラックスしながら、体を労わりながら作業ができる。
そうすればもっと仕事も捗るんじゃないかと思えました。

——本日はありがとうございました。

2026年3月18日までお得に買えるセールを実施中&期間限定展示も

最後に耳寄りな情報として、LiberNovoの公式Webサイトにて行われているセール情報と、実際に座り心地が試せる期間限定展示についてお知らせしておきたい。

まずセール情報だが、本記事で紹介したモスグリーンをはじめ「LiberNovo Omni 電動ワークチェア」が2026年3月18日11時まで公式サイトで44,300 円(税込) OFFとなる発売記念セールが行われている。サイズやカラーに関わらずお買い得となっているので、気になる方はぜひこの機会を逃さぬようチェックして欲しい。

次に期間限定展示だが、こちらは2箇所で展開中。いずれも蔦屋家電で実施されており、二子玉川と丸の内での開催だ。下記に情報をまとめてあるので、近くに足を運んだ際にはぜひ試してみて欲しい。背中や腰が気になる方ほど病みつきになるはずだ。

2026年3月29日まで
蔦屋家電(二子玉川 蔦屋家電1階)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット

2026年12月31日まで
蔦屋家電 (丸の内)
〒100-6303 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル 3F

ギャラリー

出典・関連リンク

LiberNovo 公式サイト

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