最近にわかに注目を集めているキーボードに対し、多機能なマウスとなるとなかなか選択肢が限られているのが現状だ。特にデザイン性と機能性を両立した製品となると難しく、ほとんどの場合「ゲーミングマウスから選ぶしかない」なんてことも珍しくない。
そんな現状を憂いてか、Diver-X株式会社が手がける汎用インターフェースブランド 「Melt Interface」 は、クリエイター向けの高機能マウス「Melt Mouse」を発表した。本製品はその流麗なデザインもさることながら、マウス、トラックパッド、ショートカットパッドの3つの機能を1つのデバイスに統合した圧倒的機能性も特徴の一つ。現在、大手クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にてプロジェクトを実施中であり、36,000円※(税込)から購入可能だ。
※記事執筆時点。日本円価格。
製品概要

Diver-X
Melt Mouse

製品名:Melt Mouse
価格:約36,000円(税込)から(Kickstarterでの早期支援価格)
配達予定時期:2026年9月
製品ページ:https://www.melt-interface.com/melt-mouse
プロジェクトページ:https://www.kickstarter.com/projects/melt-interface/melt-mouse-0/
マウスの常識を変える3-in-1スタイル
冒頭にも記載した通り、本製品最大の特徴はマウス、トラックパッド、ショートカットパッドを1つのデバイスに統合している点だ。マウスでポインティング、トラックパッドでジェスチャー操作、テンキーパッドやショートカットボードでコマンド入力等、通常であれば複数のデバイスを使い分ける動作を、これ一つで完結できる。
また従来のマウスにある物理的なボタンの代わりに、振動を利用したハプティックフィードバックを採用。これはMacユーザーにとっては馴染み深いトラックパッドに近い方式で、物理的なスイッチ機能ではないため、クリックの重さやスクロールの間隔まで調整可能だと言う。

トラックパッド操作とテンキー操作を可能にするジェスチャー機能
そしてMacユーザーなら特に気になるのがこのジェスチャー機能だ。トラックパッドのようにカーソル移動やスクロールはもちろんのこと、ピンチインピンチアウトによる拡大縮小などを行うことが可能で、この機能を使うためにApple純正のMagic Mouseを選んでいるという方も多いはず。
さらにモードを切り替えることで12点のドットが表示され、それぞれに数字やショートカットを登録することでショートカットパッド、あるいはテンキーとしても活用できる。テンキーによる数字入力はもちろんのこと、マウス単体でブラウジングをしているシーンや、WindowsのスクリーンショットやHome/Endなど、右手側のキーを使用するショートカットを割り振るとより便利に使えるかもしれない。

専用ソフト「Melt Studio」でさらに自分好みにカスタマイズ
専用ソフトウェア「Melt Studio」を使えば、ボタンやジェスチャーに機能を割り当てたり、モード切替の方法を定義したりと、細かなカスタマイズが可能。従来のマウスが左右クリックに限定されていたのに対し、Melt Mouseなら自身の好みに最適化させてた操作を割り振ることもできるだろう。
加えてPhotoshop、Blender、Premiere Proなど、アプリケーションごとに最適化した設定をプロファイルとして保存し、即座に切り替えることもできるため、ソフトによってショートカットに無駄が出てしまうこともないはずだ。

素材と設計にこだわった、他にはないデザイン性
本体は一体成型のアルミニウムから削り出され、シームレスなフォルムを実現。曲線で構成されたボディは人間工学に基づきミリ単位で最適化され、安定感と操作性が両立する重さを追求しているとのこと。

加えてマウスソールには5色のカラーバリエーションを用意。iMac G3を思わせるスケルトンな色合いとなっており、マグネット式で簡単に付け替えが可能なため、その日の気分やデスク周辺の小物に合わせてコーディネイトしても面白そうだ。

Macユーザー垂涎の逸品になりそう?
ここまで見てきてわかるように「Melt Mouse」はクリエイター、なかでもMacユーザーを狙い撃ちにした製品だ。Apple純正のMagic Mouseを超える操作性を実現しつつも、デザイン性を担保しており、機能と見た目どちらも犠牲にしたくない方にとっては垂涎の逸品になるだろう。
Macユーザーやクリエイターの皆様、この機会に理想のマウスも考えてみては?
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Diver-X
Melt Mouse

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