ポータブル電源で知られるJackery Japanは、同社初となるIP65規格の防水防塵性能を備えたハイエンドモデル「Jackery ポータブル電源 1500 Ultra」を2025年7月21日より発売した。工事現場や災害現場、屋外イベント、マリンレジャーなど、これまで電子機器の使用が制限されがちだった雨天や粉塵環境下でも安心して使用できるモデルとのこと。
製品概要
製品名：Jackery ポータブル電源 1500 Ultra
価格：239,800円（税込）
発売日：2025年7月21日
製品ページ：https://www.jackery.jp/products/explorer-1500-ultra
現場のニーズから生まれた防水・防塵ポータブル電源
ポータブル電源の使用シーンはアウトドアや災害時だけでなく、建築現場や工事現場といった過酷な屋外環境にも広がりを見せているそうで、特に夜間工事で使用されるLEDバルーン投光器や電動工具類を安定して稼働させるための高出力モデルへのニーズが高まってるとのこと。
しかし、これまでのポータブル電源では雨水や粉塵の侵入による内部ダメージが懸念され、多くの製品ではそうした環境での使用による損傷は保証対象外となっていた。また、外部カバーなどでの対策では十分な防護性能が得られず、機動性や利便性も損なわれていた。
こうした課題を解決するため、Jackeryは「IP65」等級の防水防塵性能と業務用機器にも対応可能な出力性能を兼ね備えた新モデルとして過酷な環境でも安心して使える「1500 Ultra」を完成させたという。
IP65防水・防塵設計で雨天や粉塵環境も安心
「IP65」とは、国際電気標準会議（IEC）と日本産業規格（JIS）で定められた防塵防水規格で、「塵埃の侵入がない」防塵性と「あらゆる方向からのノズルによる噴流水に影響を受けない」防水性を意味する。
この規格に準拠した設計により、雨天下や粉塵が舞う現場でも安心して使用可能となった。また各ポートには保護カバーを備えているほか、側面には夜光機能を備えたバンパーを搭載し暗所でも本体が視認しやすく、接触や転倒リスクを軽減する工夫も施されている。
※防水モデルではあるが電子機器のため、雨中でのコンセントの抜き差しは避けるなど、基本的な注意点は守る必要がある
業界初※1、底面に防塵・放熱構造を採用
さらに本製品の特徴として、業界初となる底面の防塵・放熱構造を採用している点にも注目。製品底部には取り外し可能な放熱性に優れる金属製ヒートシンクを使用することで、長時間の使用でもオーバーヒートを防ぐとのこと。またエアダクトは本体から分離されているため、粉塵の多い環境で保管しても内部に埃が溜まりにくい設計となっているようだ。
※1 本体底部に排気ファン付き金属製ベースプレートを採用（Jackery社調べ）
1800W高出力と1536Wh大容量、ブーストモードで2000Wまで対応
「1500 Ultra」は、ACポート×3、DCカーポート、USB-C×2、USB-Aを搭載し、最大7つのデバイスへの同時充電が可能。また、定格出力1800W及び容量1536Whの大容量バッテリーにより、さまざまな種類の電動工具を使うことができる。
さらに「ブーストモード」では、定格出力1800Wを超える電化製品を2000Wまで一時的に稼働させることができる。これにより、大型卓上丸ノコや草刈り機など消費電力が大きい機器も使用可能だ。
※ブーストモードは15分後に自動で保護機能が作動し、その際はACボタンを再度押して再起動する必要がある
17.5kgの軽量設計で現場移動もスムーズ
本体サイズは335×264×295mm、重量17.5kgと比較的コンパクトな設計となっており、一人でも持ち運びやすいボディに加え、滑りにくいハンドルのため濡れた手でも安心して持ち運べる。狭いスペースや不安定な足場でも、安定して取り回せる設計となっているようだ。
また本製品はWi-FiやBluetooth接続に対応し、専用の「Jackeryアプリ」でのリモート操作も可能。消費電力の管理やモード切り替えをきめ細かく行うことで、消費電力を抑えるようコントロールすることもできるとのこと。
幅広い利用シーンに対応
IP65等級の防水防塵性能と高出力を兼ね備えた「Jackery ポータブル電源 1500 Ultra」は、これまでポータブル電源の使用が難しかった環境での作業を可能にし、アウトドアや現場作業、非常時の電源確保など、過酷な環境下でも活躍できる製品だろう。
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出典：プレスリリース
記事内画像はプレスリリースから抜粋