個人的にMacBook AirとProの大きな違いは、外部ディスプレイに出せる画面数の差だ。M2時代のMacBook Airには1画面までという制限が有り、M3モデルではAir本体を閉じれば2画面まで可能に。
そして、ついに!先日発表された新型MacBook Airでは内蔵ディスプレイ含め最大3画面での同時出力に対応。2台の6K外部ディスプレイ接続が可能となり、マルチタスク性能が大幅に向上。もちろん次世代プロセッサー「M4」の搭載により、M1比で最大2倍の性能向上も実現しているという。
価格は変わらず13インチモデルが164,800円(税込)からで、2025年3月5日より予約受付を開始し、3月12日に発売となる。
製品概要

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MacBook
MacBook Air M4モデル

製品名:MacBook Air M4モデル
価格:13インチモデル 164,800円(税込)から
学生・教職員価格:学生・教職員価格は149,800円(税込)から
カラー:スカイブルー / シルバー / スターライト / ミッドナイト
予約開始日:2025年3月5日
発売日:2025年3月12日
製品ページ:https://www.apple.com/jp/macbook-air/
懸念だった対応ディスプレイ数が最大3画面に!
本製品は2台の6Kディスプレイ接続に新たに対応。内蔵ディスプレイと合わせて最大3画面での作業が可能となった。これにより、複数のアプリケーションを同時に表示したり、大規模なプロジェクトを効率的に管理したりすることができる。ビジネスユーザーやクリエイターにとって、作業効率を大きく向上させる機能となるだろう。

以前M2モデルをレビューした際に書いた、Apple TVを駆使して無理やり回避する方法も最早不要。無理やり回避案は若干の遅延もあったため、これで筆者が行うプログラミングや記事執筆といった作業が劇的に楽になるのは間違いない。
M4チップ搭載で動画編集やAI処理性能も強化
新型MacBook Airの処理性能を支えるM4チップは、10コアCPUと最大10コアGPUを搭載※。最大32GBの統合メモリに対応し、M1モデル比で最大2倍の処理性能を実現している。AIタスクを処理するニューラルエンジンはM1比で3倍の高速化を達成しており、写真の自動補正や動画のノイズ除去など、AI処理を活用した作業が大幅に効率化できるとのこと。加えてGPU性能の向上やメモリ帯域の増強により、従来通りの動画・写真編集でもより快適になっているはずだ。
※エントリーモデルは8コアGPU
https://www.apple.com/jp-edu/shop/buy-mac/macbook-air


カメラ機能が大幅強化。自動でセンタリングや手元撮影も
新たに搭載された12MPセンターステージカメラは、ユーザーを自動的にフレームの中心に捉え続ける機能が備わっている。さらにデスクビュー機能により、ユーザーの姿とデスク上面の両方を同時に表示可能。オンラインでのプレゼンテーションや作業説明がより効果的に行えるようになったという。
センターステージカメラについては、最近見かけるようになった「広い画角+画素で撮影しておき自動でクロップする」というある種仕組みの知れた内容だが、ちょっと分からないのがデスクビューである。製品ページの紹介を見る限り、書画カメラのような映りとなり手元撮影ができるのだ。どこにカメラが付いているのか非常に気になるので、実機が店頭に並んだら是非とも確認してみたい。

MacBook Air M4モデルは、マルチディスプレイ時代の新スタンダード
最大3画面出力対応し、MacBook Air M4モデルはApple製ノートPCとしてついに”完成”した。
mac OSにより複数ウィンドウ・複数ソフトを立ち上げても体感速度が落ちにくく、M4チップによってさらに処理性能も向上。従来モデルから引き続きバッテリー持ちも良く、ボディも薄くそれなりに軽いという、正にノートPCのあるべき姿とも言える本製品。
3月12日の発売を皮切りに、ノートPCの新たなスタンダードとして歴史に残す1台になるかもしれない。
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出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋