iPadをMacのサブモニターとして使える「Sidecar」。Apple製品ならではの機能で、ワイヤレスでMacの画面を出力できるのが魅力だ。しかしiPadの置き場所に悩むことはないだろうか。シンプルにメインモニター下に配置するのがベターだと思うが、もう少し柔軟に使いたい。そんなニーズに応えてくれる製品が「MagFlo」というVESAマウントだ。
製品概要

MagFlo
VESAマウント変換
MagFlo iPad Pro/iPad Air用Vesaマウント

製品名:MagFlo
価格:7,800円~(税込)
カラー:グレー
製品ページ:https://store.worldgadgets.pro/products/magflo?variant=54196480147615
MagFloでできることは?
MagFloは簡単に言うと、iPadをモニターのように扱えるアイテムだ。それ自体はiPad背面にマグネットで貼り付けるだけだが、VESA規格を有したモニターアームと組み合わせられるようになる。
ただしモニターアーム自体は別途購入する必要があるので、そこだけ注意してほしい。
取り付けは簡単で、付属のネジをモニターアームに留めるだけ。VESA規格は75×75、100×100に対応する。

このように、モニターアームにiPadを取り付けられるようになる。マグネットなので、少し力を入れれば外れるのが便利。

自由自在なポジションにiPadを固定できるため、かなり使い勝手が上がる。特に13インチiPadとの相性が良い。13インチは大きすぎて手持ちしづらく、かといってその辺に置いていては邪魔くさいと感じる。
しかしモニターアームに固定すれば、13インチの大画面を活かしてサブモニター化できる。邪魔にならない位置で使えるようになり、利便性を向上できるのがメリット。

モニターアーム選びが重要
扱うモニターアームはガススプリング式を選んでおけば、自由に配置しやすくなる。ただしiPad自体が軽すぎるので、モニターアームが勝手に浮いてしまう。
そのため、ガススプリングの強度を調整できて、品質の高い製品が必要になるだろう。ちなみに筆者が使っているのはエルゴトロンのモニターアーム。非常に強度が安定していて、iPadのような軽量ディスプレイでも置きたい位置に置ける。

ERGOTRON
モニターアーム
ERGOTRON LX デスク モニターアーム
45-241-224


ただし価格が高すぎるので、よほど予算に余裕がないかぎりは選ばなくていいだろう。筆者の場合、たまたまエルゴトロンのモニターアームが手元にあったから使っているだけだ。
コスパの高さで選ぶなら、HUANUOのモニターアームがおすすめ。実際に試してみると問題なく動作できたが、可動域が狭いのでエルゴトロンほど自由自在ではない。
それでも価格の安さに対してクオリティが高いため、MagFlo用のモニターアームとしてちょうどいいだろう。

HUANUO
モニターアーム
HUANUO PCモニターアーム

スタンドを使う方が楽だが、それ以上のメリットはある
そもそもタブレットスタンドを使えば楽なのでは?と思うかもしれないが、それも一理ある。実際のところサブモニター化したいだけなら、最も簡単な方法だ。スタンドにiPadを置けばいいだけなのだから。

MagFloの方が明らかにコストはかかるし、モニターアームの設置場所も確保しないといけない。それでもサブモニターとして見やすい位置に固定できるのは便利だ。サブモニターにしなくても、タッチしやすい位置に置いておけるのもメリット。

おかげでタスクやメールなど確認しやすくなったし、安定感のあるモニターアームを使えば手書きもしっかりできる。
なによりiPadの使い道が広がるため、より自由な使い方を実現できるようになるのだ。もし手持ちのiPadをあまり使えていないという人や、効率よく使いたいなら、ぜひMagFloを使ってみてほしい。
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MagFlo
VESAマウント変換
MagFlo iPad Pro/iPad Air用Vesaマウント
