コスパの高さに定評があるXiaomi。去年11月に発売した「Xiaomi 14T Pro」は、ライカ共同開発のカメラを搭載しながら、価格10万円前後という安さが衝撃的だった。そしてXiaomi 14T Proの熱が冷めやらないまま、今年2月12日にサブブランド「POCO」から新作スマートフォンが発表。
その名も「POCO X7 Pro」だ。価格はなんと49,980円。
この価格帯ならミドルレンジの中級スペックかと思うが、どうやらハイエンドに迫る性能らしい。そんなPOCO X7 Proのスペックをチェックしていこう。
製品概要

Xiaomi
POCO
POCO X7 Pro

製品名:POCO X7 Pro
価格:49,980円(税込)
カラー:ブラック、グリーン、イエロー
発売日:2025年2月12日
製品ページ:https://www.mi.com/jp/product/poco-x7-pro/
何もかも快適なスペック
フラグシップ級の処理性能を持ったチップセット「Dimensity 8400-Ultra」を搭載。スマートフォンのスペックを測る「AnTuTuベンチマークテスト」では、1,704,330スコアをたたき出している。
現状では、5万円前後のスマートフォンで170万のスコアを出せる機種は他に存在しない。
スコアだけならPixel 9シリーズを超えているので、そう考えると驚異的な処理性能と言える。快適に遊べないソーシャルゲームはほとんどないのではないだろうか。

さらにバッテリーは6,000mAhで、90Wの急速充電にも対応。公式サイトによれば、42分で100%充電できるとのこと。6,000mAhも積んでいるスマートフォンというのも、なかなか見当たらない。それでいて本体重量は195g。6.67インチの大型スマートフォンにしては、珍しく200gを切っている。

またディスプレイは有機ELで、最大120Hzのリフレッシュレートを実装。ピーク輝度は3,200nitsと、かなり明るめのディスプレイだ。輝度が明るければ視認性も上がり、映像の迫力も増すだろう。

カメラは5,000万画素のF値1.5で、光学式手ブレ補正に対応。流石に望遠レンズには対応していないが、昨今のトレンドでもあるAI機能を多数搭載している。

地味に素晴らしいポイントとして、IP68の防塵・防水に対応。IP68はトップクラスの防塵・防水性能だが、中価格帯のモデルでは搭載していないことが多い。IP68ほどあれば水に濡れても問題はないので、安心の耐久性と言える。
デザインもシンプルかつスタイリッシュで、特にイエローはデザインが個性的なのもポイント。スペックを見ているだけでも魅力を感じてしまうスマートフォンだ。
おサイフケータイに対応していないのがネック
POCO X7 Proに限った話ではないが、POCOブランドのスマートフォンはFelicaを搭載しないようだ。製造コストの問題か、Xiaomiスマートフォンとの差別化なのか分からないが、これまでのところそういう仕様になっている。日頃からおサイフケータイを多用している人にとっては、購入を見送る要因になりかねないだろう。
とはいえ、Felica非搭載のスマートフォンでもGalaxy WatchやPixel Watchなど、Felica搭載スマートウォッチがあれば代用できないこともない。どうしてもスマートフォンで電子決済をしたいなら話は別だ。
性能は欲しいけど、価格も抑えたい人におすすめ

安く買えるスマートフォンはいくらでもあるが、そういうモデルに限って性能が低いパターンも多い。しかしPOCO X7 Proは安く買える価格なのに、想像以上に性能が高いのだ。「最近のハイエンドスマホは高すぎて買いづらい」と感じる一方で、「やっぱり快適に使える性能が欲しい」と思う人もいるだろう。POCO X7 Proはそんなニーズに応えたスマートフォンと言える。
そろそろスマートフォンの買い換えを検討している人にも、POCO X7 Proは有力な選択肢となるだろう。
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POCO X7 Pro

出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋