テレビ放送は見ないが、YouTubeやPrimeビデオなど動画配信サービスを視聴する人は多いのでは? 筆者も動画視聴が趣味なので、テレビは使わずモニターの大画面を利用している。しかしモニターだけでは映像を観られないため、PCやFire TV Stickなど映像出力デバイスを介さないと機能しないのがネック。そこで紹介したいのが、モニター単体で動画視聴を実現できるスマートモニター「KTC A32Q8」だ。32インチの大画面で、動画視聴だけでなく仕事でも使いやすい。
製品概要
KTC
スマートモニター
KTCスマートモニターA32Q8
製品名:KTCスマートモニターA32Q8
価格:52,980円(税込)
カラー:ブラック
発売日:2025年1月13日
製品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPQCL4C7?th=1
Google TV内臓の32インチ4Kモニターで動画鑑賞が捗る
本製品はエンタメにも仕事にも使えるモニターとして活躍するだろう。まず画面サイズは32インチかつ4K解像度(3,840×2,160)で、高画質で映像鑑賞が可能だ。
個人的に27インチのモニターをゲーム用として使っているが、いささかサイズが小さいと感じるときもある。32インチもあればゲームから映画まで満足のゆく視聴体験を期待できそうだ。
94%DCI-P3の色域をカバーし、色の再現力も高いとのこと。鮮やかな色彩で映画を楽しめるのがメリットだ。
それにDolby Audio対応のスピーカーを搭載している模様。そもそもDolby Audioに対応したスピーカーは今のところレアなので、音質も注目だ。
さらにテレビみたくリモコン操作ができる上に、音声による音量調整なども対応。ワンタッチでYouTubeやNetflixを起動できる、まさにスマートなモニターである。
スマートと言えば、スマートフォンの画面をモニターにワイヤレス出力できる「Casting」機能も利用可能。Google CastやAirPlayといったストリーミング機能も気軽に使えて、多様な使い方ができるのも魅力だ。
ただし本製品はVAパネルで、最大リフレッシュレートは60Hz。最近のゲーミングモニターはほとんどIPSパネルかつ120Hz以上が一般化していることを考えると、ゲーマー目線では物足りなさを感じるスペックだ。とは言えリフレッシュレートを重視しないなら、許容範囲だろう。
仕事用モニターとしても使いやすい
先述したとおり4K解像度のモニターなので、画面分割や編集作業を快適に行える。同じ4K解像度の27インチのモニターと比べても、文字の見やすさは32インチが優秀だ。
それだけでなくマルチビューウィンドウ機能も搭載。1つの画面で2つのデバイスを同時に表示し、それぞれ操作できるという。例えばゲームをしながらSNSを表示するなど、効率的な使い方を実現できる。
ポートの数も豊富で、HDMIとDPの他にType-Cポートも利用でき、Type-Cは65Wの給電に対応。スマートフォンやノートパソコンを気軽に接続できるのはメリットだ。
さらにUSB2.0ポートを4つも使えて、モニター自体にキーボードとマウスを接続できる模様。そして接続したキーボードとマウスを、他のスマートフォンやノートパソコンでも利用できる機能もあるとのこと。例えばノートパソコンをモニター自体にBluetooth接続することで、モニターに直接接続しているキーボードとマウスで操作できるようになる。普通ならデバイスごとにキーボードとマウスを接続するものだが、本製品があれば一元化できるはず。
モニターに接続したキーボードとマウスを通じて、ノートPCやスマホをBluetoothでコントロールできる「リバース機能」も搭載。こうした機能も、スマートモニターならでは。接続が安定するのか気になるが、複数デバイスのコントロールをシンプル化させたいなら役立つかもしれない。
価格は52,980円(税込)と、意外とお手頃価格なのも良心的。執筆時点だとAmazonの販売価格が40,000円(税込)ピッタリとなっており、この価格ならコスパが高いと言える。
低価格で32インチ4Kモニターを手に入れたい、あるいは快適に動画視聴をしたい人は検討してみては?
ギャラリー
KTC
スマートモニター
KTCスマートモニターA32Q8
出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋