キャプチャ機能を備えた持ち歩きSwitchドック!?AVerMediaから「LIVE GENERATOR POCKET GC313Pro」が登場

2025年1月19日

先日後継モデルが発表されたことでも話題を集めている、大人気のコンシューマーゲーム機「Nintendo Switch」。携帯ゲーム機と据え置き型ゲーム機を”スイッチ”できるという特徴を持った製品で、今や知らない方はいないと言っても過言ではないだろう。一方で、そんなNintendo Switchを据え置きゲーム機として使うためのドックはサイズが大きく、登場して間もない段階から様々な所で純正ドックと同等の機能を持った持ち歩き用のサードパーティ製品が登場してきた。
そして発売から約8年たった現在、Switch用のドックとして必要な要素であるHDMI・USB Type-A・USB Type-Cを1ポートずつ備えた充電器やドックは、”Swtich ドック”としてある種の市民権を得ている印象だ。

さて今回紹はそんなSwtichドックの要素を押さえつつ、ビデオキャプチャ機能やUSBハブ機能も備えた変わり種製品。AVerMediaから登場した「LIVE GENERATOR POCKET GC313Pro」についてご紹介しよう。2025年1月24日より発売予定。

製品概要

AVerMedia

LIVE GENERATOR POCKET GC313Pro

公式サイト

製品名：LIVE GENERATOR POCKET GC313Pro
発売日：2025年1月24日
製品ページ：https://www.avermedia.co.jp/product-detail/charging-dock-GC313PRO

USB PD 100Wと1080p60 のビデオキャプチャが可能な充電器（？）GC313Pro

正直なところ、この「GC313Pro」を何と呼ぶのが正解なのかは分からない。というのも、この製品の要素を挙げていくと「最大100Wの出力に対応したUSB PD（Power Delivery）充電器」「HDMI・USB Type-A・USB Type-Cを備えた、いわゆる”Switchドック”」「USB Type-Cハブ」「USB Type-C経由の映像を録画できるビデオキャプチャ」という4つのアイテムを複合したデバイスだからだ。

例えばUSB PD充電器として使用した際には、USB Type-A x 1 / USB Type-C x 2の充電器として稼働し、最大3製品の同時充電が可能。USB Type-Cを1ポートのみ利用した場合は先ほど記載したように100Wの出力ができる他、Type-C2ポート利用時はそれぞれ45W、Type-Aは常に5Wの出力に対応する。

もちろんドックとしての機能も備えているため、本体に備えたACプラグをコンセントに差した状態であれば接続したPCなどに充電を行いつつ、USBデバイスやモニターなどを接続することも可能。加えて面白いのは純粋なUSBハブとしての機能も有しているため、コンセントに差さなくともHDMIやUSBを接続するハブとして稼働する点。これまでも似たような製品は多く登場しているものの、コンセント接続無しで稼働するタイプの製品は中々珍しいのではないだろうか。

そして最大の特徴であるビデオキャプチャ機能は、唯一無二と言って良いだろう。2つ備えたUSB Type-Cポートの内、片側は録画・配信用PCへの接続用として使えるようになっており、接続先でOBSなどキャプチャソフトを用いることで、接続もとでプレイしているゲーム画面や作業シーンなどを1080p60（フルHD 60fps）で録画することができる。もちろんパススルー対応なので、遅延の方も心配ないはず。この辺りは数多くのビデオキャプチャデバイスを手掛けるAVerMediaならではの要素だ。