Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxを1週間使い込んで使用感をレビュー。初めてのロボット掃除機にオススメのミドルハイモデル。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max

掃除を大の苦手としている筆者にとって、毎年末に訪れる「大掃除」というイベントは憂鬱で仕方がない。毎年年末になって苦労しないためにも、よく使う部分は普段から綺麗にするべく、床掃除はロボット掃除機に丸投げしている状況だ。

そんなロボット掃除機を毎日動かしている筆者だが、個人的にオススメしているのがハイエンド譲りの性能を持ちつつ10万円以下で買えるお手頃価格なミドルハイのレンジだ。

こんな記事書いているぐらいだしハイエンド機種じゃないの?と思われるかもしれないが、ロボット掃除機のハイエンド機種は20万円を超えるものも多く、機能的にもそこまではいらないかも…と若干人を選ぶ機種も多くある。
対してミドルハイ機種は約半額までコストダウンをしつつ、機能も必要十分と、慣れたユーザーであればそのコストパフォーマンスの良さが刺さりやすい印象だ。
またロボット掃除機が初心者だという方にとっても、”安かろう悪かろう”な製品に当たることもなく、ある程度納得感が得られやすいレンジという意味でオススメしている。

今回レビューを通して紹介するのはそんなミドルハイのロボット掃除機で、2024年10月10日にXiaomiから発売したばかりの「X20 Max」だ。価格は74,800円とミドルハイのレンジでもかなりお求めやすい価格設定。

登場時に性能をまとめた記事はすでに公開しているため、本記事では実際に1週間程度お借りし、使用した感想を紹介していこうと思う。(カタログスペック的な性能はそちらを参照してもらえれば幸いだ)

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先に感想を述べてしまうと、

ミドルハイの中では少し物足りなさを感じるが、初めてのロボット掃除機にはオススメな機種

慣れたユーザーがミドルハイを求めに行くと少し残念な部分もあるのだが、それでも7万円台という価格を考慮すれば、優秀な機種のように感じた。ましてや、初めてロボット掃除機を使うという方であれば、少し値は張るものの、十分にオススメできる機種と言えるだろう。
実際に使ってみた使用感や評価、長所や短所などもあわせて紹介していこう。

※なお、筆者にとってロボット掃除機は「1回の掃除で100%のゴミを取り除くもの」ではなく「複数回の掃除で常に90%以上のゴミを取り除くもの」と捉えている。そのため、一度の検証結果を引き合いに出すのではなく、あくまで長期利用が前提だと認識いただけると幸いだ。

製品概要

Xiaomi

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max


製品名:Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max
発売日:2024年10月10日
価格:74,800円(税込)

本体サイズ:350×350×97mm(W×D×H)
本体重量:3.9kg
ステーションサイズ:340×420×563mm(W×D×H)
ステーション重量:約8.6kg

目次

そもそもX20 Maxって何ができるの?機能を大きくおさらい

まずは基本的な性能とをおさらいしておこう。 XiaomiのX20 Maxは、大きく分けると以下の機能を有している。

  • ゴミ吸引掃除(掃除機のようにゴミを吸うモード)
    • 毛絡み除去(ゴミをかき込むメインブラシに、髪の毛などが絡みづらくなる機能)
    • 自動ゴミ収集(集めたゴミを、ステーションにまとめる機能)
  • 水拭き掃除(回転モップにより、床を水拭きするモード)
    • 伸縮モップアーム(壁際を水拭き時、モップのアームが伸縮し、壁際まで水拭きする機能)
    • モップリフト(カーペットなど水拭きをしたくない場所では、モップを持ち上げる機能)
    • 自動モップ温水洗浄(床を拭いて汚れたモップを、ステーションにて温水で洗浄する機能)
    • 自動モップ乾燥(使用後のモップを、ステーションにて乾燥させる機能)
  • 障害物回避
Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxの裏側
X20 Maxの裏側。形状や形式としてはスタンダードなタイプだ。

数万円で売られているようなエントリー機種は別として、ミドルハイとしては一般的な機能を有している。細かくは後ほど紹介していくが、特に珍しいのは”伸縮モップアーム”と”自動モップ温水洗浄”だろう。機能自体は以前から存在するものの、ミドルハイで搭載しているのは非常に珍しい、上位機種ゆずりの機能だ。

またモードとしては先ほど紹介した吸引と水拭きのほか、
吸引と水拭きを同時に実施するモードや、吸引が終わったとに水拭きをするモードなど、全4種が用意されている。個人的に”吸引→水拭き”というのが普段の流れなため、公式で最初からその選択肢があるのは嬉しいポイント。補足をすると、吸引と水拭きを同時にやってしまうと汚れを広げてしまったりとデメリットもあるなと感じているため、いつも吸引が終わってから水拭きのみを実施している 。(なお所要時間と電気消費量は増えるので、注意が必要だ)

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、アプリのメニュー画面

8,000Paを誇り、毛絡み防止も搭載しているX20 Max

まずは基本となる吸引掃除から実際の使用感・レビュー結果をお伝えしていこう。
とはいえ正直なところロボット掃除機の吸引掃除というのはかなり差別化が難しい部分で、スペック上の差は「吸引力」「ゴミを掻き出せるか」「毛がらみ防止」ぐらいしかなく、加えるとしたら実際に使用した結果として「ゴミが残っているか」「移動ルール、ルート取り」で判断することが多い。
そのため、今回もそこを具体的に見ていこう。

体感としては、おおむね数値通りの吸引力

まず「吸引力」と「ゴミを掻き出せるか」についてだが、結果としては可もなく不可もなく、数値通りのパワー。という印象だ。

以下の写真が我が家のカーペットなのだが、残念ながら少し髪の毛が残っていたのが正直なところ。とはいえ冒頭でも触れているように、筆者としては「ロボット掃除機は100%の結果を出すものではなく、90%を出すもの。毎日継続的に使用することで、真価を発揮するもの」と思っているため、その点では他社のロボット掃除機でも”残る時は残る”。
なのであくまで結果としては残っていたものの、他の部分も含めた総合評価としては、概ねスペック通りの性能と感じている。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、一部残っていた髪の毛
補足として、カーペットというほど毛が長いタイプではなく、どちらかというと床の傷つき防止用のラグという感じだ。

また余談だが、吸引掃除が終わるとステーション側にゴミを移動してくれるのだが、その際に発生する吸引音はかなり大きい。(ロボット掃除機自体の音より大きい)
体感としては”しっかりとうるさい掃除機”ぐらいの騒音なため、通話中などに行わないよう注意してほしいが、ある程度はそういうものだと理解も得られると思うので、短所というほどではない。
また「密着が足りなくてダストパックからホコリが漏れる」というSNSのポストも見かけたが、筆者の環境では確認できなかった。おそらく装着がうまくできていなかったか、運悪く噛み合わせの悪い製品に当たってしまったものと思われる。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxのダストパック
何度か使用した後の写真だが、筆者の場合は漏れていなかった。

「ほぐすのではなく、切断する」毛絡み防止メインブラシ

次に毛絡み防止についてだが、ロボット掃除機を長く使えば使うほど気になるのが、髪の毛が絡んでしまうことだ。現にとあるメーカーの方いわく、日本のロボット掃除機ユーザーは、世界で見ても髪の毛の絡みにうるさいという結果も出ているらしい。

そこで昨年から多くの機種に登場しているのが、X20 Maxにも搭載されている毛絡み防止機構だ。 種類としては絡んだ毛を”ほぐす”ものと”切断”するものに分けられるが、本機は後者の方。

実際にブラシを見てみると、細かい溝の中に、刃のようなものが仕込まれているのがわかるだろう。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxのメインブラシ
Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxのメインブラシ、刃の部分を拡大

プライベートで普段使いしているロボット掃除機がほぐすタイプな筆者としては、切断するタイプへの期待値が高い。(というのも、無いよりかは明らかに良いのだが、継続利用しているとそれでも絡んでしまうのだ…)

だったのだが、結論としてはある程度は絡んでしまう模様
こちらも長期的に使ってみないとなんとも言えない部分ではあるが、1週間程度の使用では絡みを確認できたのが個人的には結論となる。(刃が割と内側に仕込まれているので、写真の状態からさらに内側へ絡んだ際に切断される可能性はあるかもしれない)
またブラシ部分に細かい誇りが付着している点も、少しマイナス。ゴミを掻き出す能力としてブラシ形状を採用するのはわかるため、ある程度はしょうがない点かとは思うが、多少のメンテナンスは必要そうだ。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxのメインブラシ、多少毛が絡んでいた

参考程度に、昔使っていたロボット掃除機の絡んでしまった毛をお見せしておこう。 髪の毛問題は無下に放っておくと、こうなってしまう。

Eufy RoboVac L35 Hybrid+にて絡まった髪の毛
※毛絡み除去がない機種

少し珍しい、90°以上曲がる時は静止して旋回

次に「移動ルール、ルート取り」という点について、水拭き掃除にも共通して言えることだが、ここで触れておこう。
大きくは他社とそう変わらなかったのが、一つだけ特徴として言えることとしては「90°以上曲がる時は、その場で旋回をする」という点。自動車をイメージしてほしいのだが、普通曲がる際はあくまで直進しつつ曲がると思う。ところがX20 Maxの場合、90°以上曲がる際は角で一旦静止し、その場で旋回をしてから曲がるのだ(直角に曲がるイメージ)

戦車でいうところの超進地旋回、タンクターンのような動き。

これ自体で良い悪いというのはあまりないのだが、独特だなと思ったので触れさせていただく。
すごい強いていうのであれば、その他清掃時に”現状の位置確認”のような考える時間が多い印象を受けたが、、曲がり方の話も含め「丁寧」と受け取るか「価格相応」と取るかは受け手次第で変わるだろう。(なお、直接的なデメリット・メリットがあるワケではない)

モップの伸縮や温水洗浄など、目玉が多いX20 Maxの水拭き掃除

続いては水拭きにについて。

水拭き自体の性能としては、加圧をしない回転モップなため、割と一般的な内容に収まっている。その上で最大の特徴としてはモップが壁際に伸びることで、ミドルハイのレンジではかなり珍しい機能。(目玉になるぐらいには貴重だ)またステーション側の話になってしまうが、掃除後のモップ洗浄が、温水で行われる点も、ミドルハイでは珍しい機能だ。

実際に使用した感想としても、水拭き自体はミドルハイ相応といった印象。その上で、カーペット付近はたまに濡れてしまうケースもあるため、使用する際は水拭き禁止エリアをきちんと設定した方が良さそうだ。※念の為断っておくが、割とハイエンド機種でも多発する現象のため、X20 Maxが悪いという話ではない。センサーの位置の都合上、他社でもよくある話だ。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、自動だと多少はカーペットを水拭きしてしまう
少しわかりづらくて恐縮だが、モップがカーペットに触れているのがわかるだろう。

水拭き掃除モップの伸縮、実際のところは?

次に、目玉の一つであるモップの伸縮について。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、モップスイング説明
Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxの水拭きモップ
作りとしては、脱着可能なモップ部分が壁際にスライドする構造だ。

モップの伸縮は結果を見ていただいた方が話が早いため、早速ご覧いただこう。

確かに壁際まで掃除できているのだが、正直なところ思ったほどではないのが正直なところ。 というのも公式サイトでは端から2mmと記載されているのだが、1cm程度は空いてしまっていた状態だ。(とはいえ、伸縮しないとそもそも届かない場所ではあるため、無いよりかは全然良いのだが)

また、モップが伸びること自体は良いことなのだが、体感としてデメリットもあるように感じた。 というのも、X20 Maxのモップ伸縮は壁際の際にある程度出たままになるものの、壁にぶつかったりなど不意に出し入れをするケースがある。
その際、意図せず家具や障害物を押してしまう可能性があるのだ。(厳密にいうと、障害物に当たらないよう本体の動きはコントロールされているが、モップの伸縮まで考慮できていないように感じた)

それ以外の動き的な部分はコメントのつけようが無いほど満足度は高いため、個人的には少し残念な点として挙げさせていただく。とはいえ決して強い力で押すわけではないため大きな問題にはならないと思うが、どうしても「伸ばして当たって引っ込めて」みたいなことは多く感じた。

地味に嬉しいモップの温水洗浄

なかなか実感できる部分ではないだが、モップを温水で洗浄してくれるのはありがたく、長所といえるだろう。というのも、水拭き掃除というのは足裏の皮脂や、食事での汚れも対象になるケースが多いため、油分が付着することがあるのだ。その点、やはり温水の方が汚れは落ちやすくなるはず。

実際に見える部分ではないため紹介は割愛するが、洗浄後のモップに触れてみると、確かに暖かい状態だった。また設定としても温度が3段階、水量も変えられるようだ。

またこちらも地味に助かる点として、タンクが大きいことはありがたいと言えるだろう。
X20 Maxでは浄水タンクが4L汚水タンクが3.8Lになっており、他社と比べても大きめのサイズ。参考程度に筆者が使っている機種は浄水が3L汚水が2.7Lで、毎日水拭きをすると週1-2回は交換が必要になるレベル。(もちろん掃除の頻度や洗浄の頻度、敷地面積にもよるところだが) 地味に水の交換は面倒ではあるため、そこが少しでも頻度が減るのであれば、助かる点・長所と言えるだろう。(その分ステーションのサイズが大きくなってしまうのは、ご愛嬌だ)

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、浄水タンクと汚水タンク
Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、タンク部分の蓋にあるメンテナンスガイド
タンク収納部分を開けると、便利なメンテナンスガイドが蓋の裏にある。

また余談として洗浄後に排水を吸う際、それなりにうるさい印象だ。吸引力や吸引菅の位置にもよると思うので個体差かもしれないが、ゴミ吸引の音と合わせ、タイミングは気をつけた方が良いかもしれない。

そのほか、障害物回避やアプリなど、少し気になった点

さて、本題とも言える吸引掃除と水拭き掃除について紹介し終えたところで、最後は使ってみて少し気になった点を述べて終わろうと思う。

まずは障害物回避から。ミドルハイのレンジでは搭載されている場合も多く、機種によってはアプリ画面上で何があったかマークを出してくれたりと各社様々な様相を呈している。

今回のX20 Maxは公式サイト上で障害物回避システムについて記載されており、使った感想としても確かに避けている印象ではある。ただ残念ながらアプリ上で強調した表示はされず、あくまで家具や壁などと同様、障害物があったという共通の表示となっている。

とはいえ、回避できたものとできなかったものがあったため、実例を少し紹介しよう。

まずは、玄関に置かれていた靴類。
写真のように並べておいたのだが、靴には触れることなく、そのままUターンして戻っていた。結果としてきちんと回避してくれた形だ。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、障害物として検知した靴

基本的に家具の脚など、ぶつかることはほとんどなく、センサー類は優れているように感じた。

ただ残念だったのが、割と重要度の高い「床のケーブル類」を回避できなかった点。

もしかしたらケーブルを横切って大丈夫なのかもしれないが、筆者は上に乗った地点でケーブルを回収したため、この後の挙動は不明だ。おそらく巻き込んでしまうと思うが…

見てもらえれば伝わると思うが、避けようとはせず、そのまま進んでしまった形だ。
電化製品の多い現代において、床にケーブルがあるケースは割と頻発するため、できれば避けて欲しかったのだが…という気持ちだ。ただ場合によるらしく、上から垂れているようなケーブルは回避をしていた。

とはいえ当たっている部分はあるし、ケーブルの端を先に吸ってしまった際には事故の元になってしまうため、できる限りケーブル類は撤去してから運用した方がいいだろう。
靴のような、ある程度の大きさがある物体は回避できていたため、そちらはそのままでも大丈夫そうだ。

次に、アプリが少し分かりづらいという点。
ロボット掃除機を使う場合、アプリを経由せずとも動作はするものの、細かい設定(水拭き禁止エリアや、タイマー設定など)をする上ではアプリを使うことが各社共通で前提となっている。

その上で、他社と比較すると少し分かりづらいなと感じる部分が何点かあった。具体的には、最初のインストールと、各説明文がそれにあたる。

まずインストール画面だが、日本でシェアの高いiPhoneのApp Storeの場合、中国語しか表示されておらず、これであっているのか少し不安になってしまう点。結論としては下記画像のアプリで合っているため、インストールする際には安心して欲しい。

もう一つについて、各所の説明文が機械翻訳に似た文章をしており、少しニュアンスを捉えづらいという点だ。ある程度はしょうがない部分もあるとは思うのだが、基本的には上記画像のように他社にも劣らないシンプルなデザイン・内容になっているものの、各種機能の説明文が少し違和感のある日本語をしている。誤訳とまではいかないものの、内容によっては少し理解しづらい部分もあるかもしれない。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max、モップスイング説明
わかるにはわかるが、少し機械翻訳・直訳感のある日本語だ。

最後に紹介するのは、ぜひ改善して欲しい点として、電源ケーブルのプラグが”3ピン”な点だ。
X20 Maxを使う上で、ステーションから電源へ繋ぐ必要があるのだが、日本ではあまり主流でない”3ピン”形状になっている。電源タップであれば3ピンのものも多いが、おそらくロボット掃除機は壁のコンセントに刺すケースが多いはず、ぜひ2ピンへの変換アダプタを同梱して欲しいところだ。

これから購入をする方は、ぜひ変換アダプタを同時に購入することを強くオススメする。あるいは、PCなど他の電化製品を購入した際に付属する変換アダプタを流用する形でも良いだろう。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxの電源プラグは3ピン

ミドルハイの中で比べると一部物足りないが、価格的に優位性があるX20 Max

以上、筆者なりに使って感じたこと・長所や短所を素直に記してみたが、いかがだっただろうか。 購入を検討する方にとって、参考になる部分があれば幸いだ。

色々と率直に書いたものの、筆者的なX20 Maxの総論・使用感としては、

  • ミドルハイのレンジと比較すると一部物足りない部分がある
  • しかし、74,800円はかなり魅力的
  • ご自身の環境に合っていれば、かなりコストパフォーマンスの良い買い物に
  • いきなりハイエンドのロボット掃除機は少し怖い…という、ロボット掃除機デビューな方であれば、損はしない買い物に

という印象だ。
ロボット掃除機デビューにオススメと書いた理由として、筆者のロボット掃除機デビューはわずか2万円ほどの名も知らぬメーカーだったのだが、まぁアプリが使いづらかったり、すぐゴミが溜まってメンテナンスが多かったり、センサーが悪いので壁や障害物に当たり続けたりと、掃除機から解放はされつつ、面倒事は非常に多かった。俗にいう”安かろう悪かろう”状態だったため、1人のロボット掃除機ユーザーとして、初めてはある程度しっかりしたものを買ってもらいたいという気持ちがあるのだ。

その点においてミドルハイに準じた性能を持ちつつ、その中でも価格に優位性のあるX20 Maxは、ロボット掃除機デビューのようなエントリーユーザーにオススメな機種と言えるだろう。

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max

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Xiaomi

Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max


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