クリエイターや事務の作業を効率化してくれる、左手デバイスなるものをご存知だろうか。例えばテンキーを独立させてキーボードの左側に置いたり、ショートカットキーやマクロをワンボタンで実行させたりと、多様な使い方ができる。そんな左手デバイスが、人気のキーボードメーカー「REALFORCE」手掛ける東プレから登場。2024年12月3日発売で、価格は13,200円(税込)だ。
製品概要
東プレ
左手デバイス
REALFORCE RT1 Ten Keyboard
ブラック
製品名:REALFORCE RT1 Ten Keyboard
価格:13,200円(税込)
カラー:ブラック、ホワイト
発売日:2024年12月3日
製品ページ:https://www.realforce.co.jp/products/T1UX11/
3つのポイント
手軽にREALFORCEの打鍵感を楽しめる
一般的な左手デバイスとの大きな違いは、東プレ式の静電容量無節点方式スイッチを使えること。
特にREALFORCEが好きなユーザーからしたら、これは大きなポイントになるだろう。
静電容量無節点方式は物理的な接点を持たないスイッチなので、1億回以上の打鍵を耐えられるほど耐久性が高い。さらに底打ち感がないため、指が疲れづらいのもポイントだ。
頻繁に数字入力をする事務作業において、指が疲れづらいキーなら恩恵を感じやすいだろう。なによりREALFORCEの独特な打鍵感を楽しめるのは、キーボード好きの筆者にとっては魅力でしかない。
従来のAPC機能やキーマップの入れ替えにも対応
本製品には、キーが反応する深さを変更できるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能もある。設定によっては深く押さなくても、軽く押しただけでキーが反応してくれるので、自分好みのタイピングが可能だ。
また、ソフトウェアを使えばキーマップの入れ替えもできる。例えばコピー&ペーストのコマンドや、マルチメディアのコントロールなど、ボタン一つで実行できてしまう。作業を少しでも楽にさせたい人にとって、必須となる機能だ。
マクロの設定もできるので、複雑な作業を簡単にさせたいなら役に立つこと間違いなし。
設定は本体側に保存できる
キーマップやマクロの設定はオンボードメモリに保存されるため、デバイスごとにソフトウェアをインストールする必要はない。別のPCに繋いだとしても、そのまま設定済みのキーマップで使えるのが便利だ。
一つ残念なのは、無線接続に対応していないこと。自宅で使うだけなら支障はないが、持ち運んで使いたい人にとっては不満かもしれない。
とはいえ、ただのテンキーに収まらず、REALFORCEらしさと機能性を兼ね備えているのが魅力。これで価格は13,200円(税込)なのだから、なかなか良心的と言えるのではないだろうか。
イラスト作成や動画編集をするなら別の左手デバイスが相応しいかもしれないが、数字入力やテレワークの作業を快適にしたいなら、本製品はおすすめだ。
ギャラリー
東プレ
左手デバイス
REALFORCE RT1 Ten Keyboard
ブラック
出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋