これでロボット掃除機デビュー「SwitchBot K10+ Pro Combo」レビューしてみた

「SwitchBot K10+ Pro Combo」

自動車やバイク、宝石やバッグなど、憧れがあっても手にいれるのを躊躇してしまうものはないだろうか。筆者にとってはロボット掃除機がそうだ。
筆者には娘が二人いて、とりわけ次女はまだ幼く手がかかり、腰を据えて掃除をすることがなかなか出来ずにいた。毎日の簡単な掃除機がけさえままならない有様で、誰か代わりにやってくれと思わない日はない。
しかし、置き場所に困りそうだとか家が狭くて汚いのでロボットには不向きかもなど、二の足を踏む理由を探しては問題解決を先送りにしてきた。「お金持ちが買うような高級品」というイメージを抱いていたことも大きい。

そんな言い訳ばかりの筆者が遂に出逢ってしまったのが、家中の掃除をこれ一台で完結出来てしまう「SwitchBot K10+ Pro Combo」だ。なんとこの製品は、ロボット掃除機スティック掃除機、さらに集塵ドック3つが1つとなっている。

ロボット掃除機初心者の筆者がいかにして「SwitchBot K10+ Pro Combo」に魅了されたのか、その魅力について紹介していきたい。
なお「SwitchBot K10+ Pro Combo」は11月18日(月)に発売、価格は99,800円(税込)だ。

製品概要

SwitchBot

ロボット掃除機K10+ Pro Combo


製品名:SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo
価格:99,800円(税込)
カラー:ホワイト
ロボット掃除機 サイズ:248 × 248 × 92mm
        重量:2.3kg
スティック掃除機 サイズ:240 × 135 × 1170mm
         重量:1.17kg(※本体、バッテリーの合計重量)
発売日:2024年11月18日(月)
セール情報:
期間:11/18~11/26(公式サイト、楽天公式店舗)
   11/27~12/6(Amazon公式店舗、公式サイト、楽天公式店舗)

通常価格:99,800円(税込)
セール価格:74,850円(税込)
割引:25%OFF
特典:5,940円相当の専用アクセサリーセット
製品ページ:https://www.switchbot.jp/products/robot-vacuum-cleaner-k10-pro-combo
Amazon公式店舗:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DFWFXKT4

目次

「K10+ Pro」は、コンパクトなボディの働き者

不安要素だった「大きさ」は、余裕でクリア

冒頭にも少し書いたようにロボット掃除機の導入に二の足を踏んでいた理由として、筆者の部屋の広さに対しロボット掃除機は大きすぎるのではという懸念があった。以前家電量販店で実演販売していた他社製品をチラッと見たことがあるのだが、直径30cmは悠に越えようかというマシンが床を這っていて、フライパンか中華鍋が踊り狂っているように見えた。あの大きさでは我が家ではとても使えないだろうと、ため息をついたのを覚えている。
その点この「K10+ Pro」はとてもコンパクトなボディになっており、直径が248mmという大きさで妻の靴のサイズ程度しかない。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」をレビュー、不安要素だった「大きさ」は、余裕でクリア

248mmというサイズ感は、筆者の次女が座る椅子の脚も潜れるサイズなのが良い。先述の通り次女はまだ幼くオマケにやんちゃで、アクロバティックなおやつの食べ方をするためポロポロと落とす食べこぼしが悩みのタネだった。しかしこれからは「K10+ Pro」にケアを任せられそうだ。夫婦の心の余裕にも貢献してくれる。

スマートな清掃…これがロボット掃除機か。

実際問題「ロボット掃除機ってどうなの?綺麗になるの?」と漠然思う方もいると思うが、筆者が何日か使ってみた印象として、広い面の清掃はきちんと出来ており筆者が自分で掃除をするより綺麗になっているようにさえ思う。壁や障害物、もの珍しさで眺めに来る娘たちにぶつかるということもないため、実にスマートなものだ。日常的な清掃を日中外出している間にやっておいてもらえるのは本当に助かり、なぜ今まで使ってこなかったのかと後悔しているほど。

また筆者の家にある旧世代の掃除機と比較してみると静音性も優秀だ。独特の吸引音はするものの、自宅で仕事をしていても音が気になることもない。また個人的に従来の掃除機が出す音の中で吸引音以上に気になっていたのは、ヘッドの向きを変える時に出るガチャガチャとした音や床を叩いたり擦ったりする時に出る音だ。ロボット掃除機は吸引音こそするものの動きそのものは静かなので、先述の悩みから解放されたのも大きい。
その吸引力は「静音」「標準」「パワー」「マックス」の4段階から選択することが可能で、「マックス」使用時でようやく掃除機らしい音量になったと感じる程度だ。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」スマートフォンアプリ画面
SwitchBotのスマートフォンアプリ。写真はiOS版。清掃モードの切り替えや、清掃するエリアの指定など、様々なことが設定できる。

とは言っても部屋の隅の清掃は若干甘さが残るのだが、そういったロボット掃除機の弱点をフォローできるのが「SwitchBot K10+ Pro Combo」がコンボたる所以だ。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」にはスティック掃除機が同梱

ロボット掃除機に出来ない箇所は、スティック掃除機が担う

さすがのロボット掃除機もドア枠や窓のサッシ、ベッドやソファの上など、細かいところや高低差が著しいところは届かない(玄関マットくらいは平気で乗り越えていたが)。そこで活躍するのが同梱されているスティック掃除機だ。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」をレビュー、ロボット掃除機に出来ない箇所は、スティック掃除機が担う

軽量化されたスリムなデザインは持ち易く、力に自信がない人が持っても苦にならない。妻に持ってもらったが軽くて使いやすいという感想だった。ノズルと本体の間にある延長管を取り外せばハンディクリーナーとしても使うことができる。また頭よりもやや高い位置や屈んで狭い場所を掃除したい時など、本体が軽量だと負担が少なくて済むのもポイント。コードレスなので取り回しも良く、幅広いシチュエーションで活躍してくれそうだ。

運転モードは「標準モード」と「マックスモード」の2種類があり、静音性が高い「標準モード」でも吸引力は我が家の古い掃除機を余裕で超えていた。「マックスモード」使用時はかなり音が大きくなるがその分吸引力が大きく上がるので、週末の昼間に気合いを入れて掃除をしたい時に活用すると良いだろう。

スティック掃除機は、オプションも豊富

スティック掃除機には通常の「床用ノズル」のほか、ドアや窓のすき間などの細かい箇所のほこりを吸い取るのに適した「すき間用ノズル」、カーテンやキーボードの清掃に適した「2WAYすき間ブラシ」、布団や毛布などの生地についた毛やダニを取る「ダニ取りブラシ」が付属する。前述のロボット掃除機が手の届かない箇所は、これらの交換用ノズルを駆使してスティック掃除機でフォローすることが可能だ。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」をレビュー、スティック掃除機はオプションも豊富

個人的に嬉しかったのは、交換用ノズルのために収納スタンドが用意されていたことだ。
掃除機の部品というのは使わない時は邪魔で、置き場所に困ることが多い。筆者の家で使用している従来の掃除機は部品を本体側面やホース部分に取り付けるタイプなのだが、清掃中に何度も脱落するのでストレスだった。「SwitchBot K10+ Pro Combo」の収納スタンドは各ノズルを直立させるタイプなので、スペースも取らず座りも良いため余計なストレスや「あれ?あの部品、どこに行った…?」ということもないだろう。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」をレビュー、スティック掃除機は交換用のズルが3種

デュアル集塵ステーションでゴミ処理もラクラク

狭いアパートでも気にせず置ける、スリム設計のデュアル集塵ステーション

掃除機で面倒な事といえば、吸い込んだゴミの処理だろう。
「SwitchBot K10+ Pro Combo」はロボット掃除機とスティック掃除機がセットだから手間も二倍になると思われるだろうが、なんとこの「SwitchBot K10+ Pro Combo」は両方のゴミを集塵ステーションに集約させることが出来るのだ。

どちらの掃除機も清掃終了後は充電も兼ねてステーションにドッキングさせるのだが、その際掃除機で吸引したゴミをステーション内へ移動させる。これで掃除機内のゴミ収集ホルダーはいつでもクリアな状態を保てるので、容量を気にすることなくいつでも掃除をすることができる。
デュアル集塵ステーション側の容量はおよそ70日間ゴミ捨てが不要ほどたっぷり入るので、こまめにゴミパックを変える煩わしさもないだろう。

集塵ステーションへゴミを移し替える時は大きな音(おそらくマックスモード相当)が出るので、ドッキングさせた後にちょっとビックリしてしまった。それだけしっかりと集塵してくれているということだ。

さらに、日本の住宅環境に配慮された設計にも我が家は恩恵を受けている。わずかA4サイズの所要面積で、ドッキングさせた時の全高もおよそ125cm程度(小学生の長女とほぼ同等)という非常にスリムな設計になっている。ランドセルや習い事でたくさん荷物を持って出かける娘たちも、このサイズ感ならば廊下に置いてあったとしても邪魔にはならないだろう。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」をレビュー、所要面積がわずかほぼA4サイズ、ドッキングさせた時の全高もおよそ125cm程度
125cm程の長女との比較。縦にも横にもスペースを取らないことが良くわかる。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」は、ロボット掃除機初心者にこそオススメ

実際に「SwitchBot K10+ Pro Combo」を使ってみた筆者にとって、この体験はカルチャーショックだった。重ねて言うが、今まで使ってこなかったことが悔やまれる。

ロボット掃除機に対してどこか懐疑的なところがあった筆者だが、実際に使ってみるとその利便性の高さに下を巻く。清掃をきちんと行うのは当然、障害物はもちろん回避し、スマートフォンアプリと連携すれば侵入禁止エリアを設けたり部屋を指定して清掃させることも出来る。

それでも行き届かない部分はスティック掃除機で人間がフォローすれば良い。省スペースでパフォーマンスも申し分ない。また「床用ノズル」ならば先端にライトがついているため、落ちているホコリが面白いくらい見える。ライトの色もグリーンでどこかサイバー感があり、筆者は掃除のテンションが上がった。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」が来たことで掃除の意識が変わったように思う

恥ずかしながら筆者の家族は揃いも揃って掃除オンチで碌に掃除機もかけないのだが、「SwitchBot K10+ Pro Combo」が来たことで掃除の意識が変わったように思う。
まだ幼い次女はロボット掃除機の活躍を見守っていて、長女はロボット掃除機の進路を阻みそうなものを率先して片付けてくれる。
筆者と妻は、ロボット掃除機が子ども達の気を引いてくれているうちにスティック掃除機で他の場所を掃除できるので、育児と家事の両方をフォローしてもらっているというわけだ。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」は留守の間も黙々と掃除をしてくれているので、綺麗な廊下やホコリが落ちていない部屋が常態化されれば家族の美意識も改善されるものと期待している。

新しい掃除機に抵抗を感じている人にこそ、是非使ってもらいたい製品だ。

ギャラリー

SwitchBot

ロボット掃除機K10+ Pro Combo


edit by onesuite編集部

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