優れたデザイン性と高性能にこだわりぬいた、Razer製品。そのノートPCシリーズ「Razer Blade」は、名実ともにプレミアムブランドだ。
ゲーミングとクリエイティブのどちらにおいても至高の体験が味わえるRazer Bladeシリーズは、プロフェッショナルからも確かな支持をあつめている。
今回は、モーショングラフィックスを駆使した映像演出に定評あるflapper3のディレクター 倉島 伶氏に、「Razer Blade 16」最新モデルを体験してもらった。率直な感想をお届けしよう。
製品概要
Razer
Razer Blade 16
RZ09-0510SJN3-R3J1
製品名:Razer Blade 16
価格:513,900円(税込)から
発売時期:2024年2月22日
製品ページ:https://www.razer.com/jp-jp/gaming-laptops/razer-blade-16
今回、レビューをしてくれた倉島氏が所属するflapper3(フラッパースリー)は、モーショングラフィックスを軸に、映像制作と空間演出を得意とするクリエイティブ・スタジオである。
Razer Bladeは、ゲーマーにもクリエイターにも最高級のパフォーマンスを提供
ゲーミングPCと、クリエイターPCでは、前者はシングルコア性能が重視されるのに対して、後者はマルチコア性能が重視されるといったちがいはあるものの、CPUやGPU、ディスプレイといったPCを構成する要素については共通するところが多い。
つまり、ハイグレードな製品ほどゲーミング用途とクリエイティブ用途を両立できるのだ。
今回、倉島氏にレビューしてもらったRazer Blade 16は、世界初となる(※1)16インチ OLED 240 Hz ディスプレイを搭載するほか、最新の インテル® Core™ i9 プロセッサー 14900HX と NVIDIA® GeForce RTX™ 40 シリーズLaptop GPU を搭載している。
さらに、映像編集などのクリエイティブワーク用ソフトウェアのパフォーマンスを最適化したNVIDIA Studio プラットフォームで構成されているのだ。
※1:2024 年 2 月 9 日時点での、市販されている同等の競合他社ゲーミングノート PC との比較による調査。
flapper3ディレクター 倉島 伶(以下、倉島):
倉島です。映像ディレクターとして、ライブの映像演出やミュージックビデオを主に手がけています。最近では、花譜・理芽 『Singularity Live Vol.3』オープニングや、初星学園『Fighting My Way』MVのディレクションと制作を担当しました。
After Effectsを使ったモーショングラフィックス、Cinema 4DやBlenderによる3DCGなど、自分でも手を動かすことが多いです。
——Razer Bladeシリーズのことは、ご存知でしたか?
倉島:
はい。実は学生の頃からPCゲームが趣味で、Razerのキーボードやマウスを愛用していました(笑)
それもあって、今回レビューをするのが楽しみでした。
——Razer Blade 16の第一印象を教えてください。
倉島:
初めてRazer Bladeをさわりましたが、まずは高級感のあるデザインが気に入りました。
個人的にゲーミングPCは派手に光っている印象があったのですが、Razer Blade 16は洗練されていますよね。
倉島:
あとは、とにかくディスプレイが綺麗で驚きました。
OLED(有機ELディスプレイ)だから黒が引き締まっているし、Razer Blade 16はリフレッシュレートが240Hzなので表示が滑らかで、こんなに鮮明なAfter Effectsのタイムラインを初めて見ました。普段使っているモニタに戻れないかも(笑)
普段使っているデスクトップPCと、同等のパフォーマンスを発揮
——普段は、どのような環境で映像制作を行われていますか?
倉島:
デスクトップPCで、デュアルモニタ環境で作業しています。そのため、ノートPCで映像編集をどこまでやれるのか不安もありましたが、Razer Blade 16はQHD(2,560 x 1,600)解像度なので、まったく問題ありませんでした。
ライブ案件の場合、本番が行われるイベント会場で作業を行うことがあるため、会社にはゲーミングノートPCも用意されています。
実はゲーミングノートPCって、重くてゴツゴツした印象があったのですが、Razer Blade 16は2.45kgという重量が気になりませんでした。それだけ、デザインが洗練されているのだなと。
——今回、どのような検証を行いましたか?
倉島:
検証としては、最近手がけた作品の作業データを使ってBlenderとCinema 4Dのレンダリング速度を試しました。体感的には普段使っているデスクトップPCとほぼ同じだったので、Razer Blade 16のハイパフォーマンスを十分に実感できました。
あとは、現在制作中の案件でも利用させてもらいました。After Effects作業を行いましたが、リソースが足りていなかったので助かりました(笑)
——もしRazer Blade 16が導入できたら、どんな使い方をされますか?
倉島:
ワークスタイル自体が変わるでしょうね。
リモートワークをするとき、どうしても数ミリ秒の遅延が発生してしまいます。そのわずかな遅延が映像クオリティに直結してしまうときなど、Razer Blade 16が手元にあることで作業効率を高められると思うので。
サブマシンとして、Razer Blade 16のようハイエンドのノートPCがあると何かと重宝するはず。
今後の目標として、CGキャラクター表現を極めたいと思っているのですが、3DCG作業にはCPUパワーとGPUパワーが不可欠なので、最新の インテル® Core™ i9 プロセッサー 14900HX を搭載しているのは魅力ですね。
ゲーミングとクリエイティブの両面で妥協のない性能を追求したRazer Blade 16は、まさに理想的なプレミアムノートPCと言える。その実力をぜひ試してほしい。
ギャラリー
Razer
Razer Blade 16
RZ09-0510SJN3-R3J1