ゲーミングキーボードと言えば有線接続のイメージが強い。有線接続は遅延がほとんどないので、競技ゲームで遅れを取らずに済む。とはいえ有線はケーブルが邪魔くさく、取り回しづらいのがデメリットだ。ワイヤレス接続ができるならそれに越したことはないが、やはり遅延が気になる。そんなワイヤレス接続でも低遅延で使えるのが「RAZER BLACKWIDOW V4 PRO 75%」だ。2024年9月24日発売で価格は49,880円(税込)。
製品概要
Razer
BlackWidow V4 Pro 75%
製品名:Razer BlackWidow V4 Pro 75%
価格:49,800円(税込)
カラー:ブラック
発売日:2024年9月24日
製品ページ:https://www.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards/razer-blackwidow-v4-pro-75
4,000Hzのワイヤレス&Bluetooth5.1に対応し、ホットスワップによるカスタマイズも可能
RAZER BLACKWIDOW V4 PRO 75%は単なるゲーミングキーボードというだけでなく、普段使いもしやすい設計となっている。
まず注目したいのは「Razer HyperSpeed」と「 HyperPolling」技術によって、2.4Ghz接続で4,000Hzのポーリングレートを実現したことだ。ポーリングレートが高ければ高いほど、デバイスからPCにデータを送信する頻度が高くなる。そして4,000Hzなら理論上0.25ms(ミリ秒)の遅延に抑えられるため、スムーズなキー入力を実感できるだろう。
ちなみに本製品は有線接続も可能だが、その際のポーリングレートは1,000Hzとなる。つまり、ワイヤレス接続の方が有線よりも低遅延というわけだ。とはいえワイヤレス接続にはバッテリー切れのリスクがあるということを注意しておこう。
さらにBluetooth 5.1にも対応し、最大3台のデバイスと接続できる。複数のPCやタブレットでBluetooth接続できるのは便利だ。
また、本体には静音性の高い第3世代Razerオレンジタクタイルスイッチを搭載し、なおかつホットスワップにも対応。
3ピンまたは5ピンのキースイッチなら、自分好みのものにカスタマイズ可能だ。75%レイアウトのおかげでテンキーが省かれているため、キースイッチを交換するとしても81個あればいい。フルサイズのキーボードと比べても、キースイッチ交換の面倒くささは感じ難いはずだ。
それだけでなく快適なタイピング体験を実現できる本体設計となっているのもポイント。高級感のある5052アルミ合金製トップケースや、剛性と柔軟性のバランスを保ったガスケットマウントのFR4プレートを搭載。さらにプレートフォームやテープ補強したPCBなど、静音性も高い。ゲーミングキーボードにありがちな金属音を抑制し、心地良いタイピング体験を期待できるだろう。
また珍しい機能として、コマンドダイヤル搭載のOLEDディスプレイが備わっている。
音量調節やRGBバックライトのONとOFF、Windowsのタスクビュー表示など、さまざまな操作が可能。さらに静止画像やGIFアニメーションの表示といった遊び心もある。また、キー割り当てやマクロを設定できる「Razer Synapse」にも対応し、適用されているモードをOLEDディスプレイで参照可能だ。
昨今のトレンドとなっている「ラビッドトリガー」には対応していないが、従来のメカニカルキースイッチに対応しつつ、低遅延のワイヤレス接続ができる点はメリットだろう。とはいえ価格が49,880円なので、気軽に手を出しづらいのも事実。
それでもRazer好きなら唸るようなデザインと、独特なアニメーションが流れるOLEDディスプレイも魅力だ。キーボードの構造は優れているので、快適なタイピングでゲームはもちろん仕事も楽しめるはず。Razer Synapseによってキー割り当てやマクロを設定すれば、ゲームはもちろんのこと作業効率も高められる。普段使いしやすい機能性を持ったゲーミングキーボードを求めている方は、Razer BlackWidow V4 Pro 75%を検討してみてはいかがだろうか。
ギャラリー
Razer
BlackWidow V4 Pro 75%
出典:Razer公式サイト
記事内画像は同リリースから抜粋