昨今はクラウドストレージで手軽にデータを保存できるが、月額費用を出すのが面倒なのでSDカードを使う人も多いはず。SDカード自体は大容量なのに関わらず低コストなので、大量の写真や動画を保管するには打ってつけだ。そんなSDカードをスマートフォンでも手軽に使えるアイテム「Anker MagGo USB-C カードリーダー」が登場する。2024年10月3日発売で価格は3,990円(税込)だ。
製品概要
Anker
MagGo
Anker MagGo USB-C カードリーダー
製品名:Anker MagGo USB-C カードリーダー (3-in-1, 10Gbps)
価格:3,990円(税込)
カラー:ホワイト、ブラック、ミントブルー
発売日:2024年10月3日
製品ページ:https://www.ankerjapan.com/products/a83d1
iPhoneの背面にピタッとくっつく、邪魔になりにくいSDカードリーダー
AnkerのMagGo USB-CカードリーダーはSDカードを読み書きできるだけでなく、パススルー充電にも対応しているのが特徴だ。
一般的なSDカードリーダーと異なり、マグネットでくっつけるのがポイント。USB-Cによる接続は必要なものの、カードリーダー自体は背面にくっつけたまま使えるので邪魔になりにくい。
Magsafe対応iPhoneならカードリーダーをくっつけたまま撮影し、その後データをSDカードに移動させるといった使い方も可能だ。「Magsafe非対応のデバイスでは使いづらいのか?」という疑問を持つかもしれないが、おそらくMagsafeシールなどを使えばAndroidスマートフォンでもくっつけて使えるだろう。
ちなみに筆者が本製品を使うとしたら、一眼カメラで撮った写真をLightroomへ保存したいときに活用するかもしれない。Lightroomはクラウド上でデータを保管できるため、スマートフォンとMagGo USB-Cカードリーダーで予め写真をアップロードしておけば、自宅のPCでもすぐに現像できるのがメリットだ。後述するパススルー充電も活用すれば、スマートフォンがバッテリー不足でも充電しながらデータを転送できる。一眼カメラで撮った写真をサクッと現像・共有するために、本製品を活用してみるのも面白そうだ。
また、SDカードスロットだけでなくmicroSDカードスロットも搭載。両スロット共に最大312MB/sのデータ転送速度とのこと。
ただしUSB2.0を搭載したスマートフォンに接続しても、仕様の問題で最大480Mbpsの速度に制限されてしまう点には注意が必要だ。例えばiPhone 15 Pro/Pro MaxはUSB3.2なので10Gbpsの転送は可能だが、それ以外のiPhone(無印の15、16シリーズ)はUSB2.0なので速度は制限される。使用する際にはスマートフォンやPC側の速度も気にした方が良さそうだ。
もう1つ一般的なSDカードリーダーと異なる部分は、最大42.5Wのパススルー急速充電が可能なところだ。本体にUSB PD対応USB-Cポートがあるため、PD充電器を用いればスマートフォンの充電もできる。データの転送時にバッテリーを充電したいというシチュエーションも叶えられるのは便利だ。ただし、あくまでPD充電器を介したパススルー充電なので、マグネット式のワイヤレス充電はできない。
また、本体の厚さは約15mmとコンパクトな設計だ。ポケットや小さいなポーチに入れて持ち運ぶのも容易だろう。重さは約45gなのでスマートフォンを持ちながら使う際、少し重みを感じるかもしれない。
ちなみに本体カラーは3種類あるが、ブラックとミントブルーは順次発売予定になるとのこと。
利便性の高いカードリーダーを求めている方は、本製品を検討してみてはいかがたろうか。
ギャラリー
Anker
MagGo
Anker MagGo USB-C カードリーダー
出典:Anker Japan Xアカウント
記事内画像は同リリースから抜粋