出典:Googleストア公式サイト
記事内画像は同サイトから抜粋
折りたたみスマートフォンといえばGalaxyのイメージが根強いが、Googleにも「Pixel Fold」という折りたたみモデルがある。以前のモデルにおいてはGoogleとして初めての折りたたみスマートフォンだったので荒削りな部分もあったが、2024年に新モデルとして登場した「Pixel 9 Pro Fold」は一味違いそう。発売日は9月上旬以降で、価格は294,800円(税込)だ。
Pixel
Google Pixel 9 Pro Fold
前モデルより完成度が上がったGoogleの折りたたみスマートフォン
今回のPixel Foldは「Pixel 9シリーズ」の括りで発売されるため、「Pixel 9 Pro Fold」という名称に変更された。おそらく今後もナンバリングモデルとして販売されるのかもしれない。それはさておき、Pixel 9 Pro Foldは前モデルと比べて「スマホに近いデザイン」へと進化している。
以前のPixel Foldは折りたたんだときの横幅が79.5mmで厚さも12.1mmと、一般的なスマホよりも片手持ちが困難なモデルだった。しかしPixel 9 Pro Foldは幅77.1 mmで厚さ10.5 mmと、よりコンパクトなサイズへと変更。それでもまだ横幅は広いが、前モデルより薄くなったことで持ちやすくなったはずだ。
ちなみにSamsungの折りたたみスマートフォンである「Galaxy Z Fold6」は、閉じたときの横幅は68.1mmで厚さは12.1mm。Pixel 9 Pro Foldの方が厚みは1.6mm薄いため、折りたたみスマートフォンにしてはかなり薄いのがポイントだ。
そして外部ディスプレイのサイズは6.3インチで、最大輝度が1,800nit、ピーク輝度は2,700nitへと進化した。開いたときは8インチのサイズとなり、最大輝度が1,600nit、ピーク輝度は2,700nitに対応。また1~120Hzの可変式リフレッシュレートに対応し、コンテンツに合わせてフレームレートを調整できる。
加えてPixel Foldの外部ディスプレイは5.8インチで、アスペクト比が17.4:9という独特なサイズのに対しPixel 9 Pro Foldではアスペクト比20:9となっている。これまでのPixelシリーズと同じになったため違和感なくコンテンツを楽しめるだろう。
プロセッサはPixel FoldがTensor G2だったのに対し、Pixel 9 Pro FoldはTensor G4を搭載。メモリも12GBから16GBへと増えて、明らかに性能は向上しているはずだ。
カメラ性能は48メガピクセルの広角カメラを搭載し、オートフォーカス付きの10.5メガピクセル超広角カメラも搭載。さらに光学ズーム5倍の10.8メガピクセル望遠カメラにも対応している。ただしPixel 9 Proにあるような最大50メガピクセルの高解像度モードや、8K動画撮影は非対応だ。全体の解像度もPixel 9 Proに劣るため、Pixel 9 Pro Foldのカメラ性能は若干物足りないと感じるかもしれない。
とはいえ前モデルよりもスリムで高性能な折りたたみスマートフォンへと進化し、デザインによる使いづらさは減ったはずだ。進化したGoogleの折りたたみスマートフォンを使ってみたい方は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
製品概要
製品名:Google Pixel 9 Pro Fold
価格:257,500円(税込)
カラー:Porcelain、Obsidian
発売日:2024年9月4日(水)
製品ページ:https://store.google.com/jp/product/pixel_9_pro_fold?hl=ja
Pixel
Google Pixel 9 Pro Fold