出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋
昨年発表され、そのコストパフォーマンスによって大いに界隈を盛り上げたゲーミングハンドヘルドPC「ROG Ally」。その後他メーカーの追従などもあり、次のモデルが期待されていた本製品だが、この度ついにその後継(上位)製品が発表となった。
その名も「ROG Ally X」!
本記事では初代である「ROG Ally」と比較しながら、その特徴やアップデート内容についてお届けしていきたい。また今回は海外発表がメインのため、日本国内での発売は2024年夏以降を予定いるとのこと。
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ROG Ally X
バッテリー+メモリ+ストレージ+etc.. 細部まで強化された「ROG Ally X」
ホワイトを基調としていた初代とは異なり、全体がマットブラックに変更された「ROG Ally X」。変わったのは何も色だけではない。大きな変更点はバッテリー・メモリ・ストレージ容量の増加だ。
特に使用感へ大きく影響が出るであろうバッテリーは、従来モデルに比べ容量が2倍の80Whに増加。プレイ時間が単純に倍とは流石にいかないかもしれないが、間違いなく以前より長時間のゲームプレイが可能になるだろう。加えてメモリは規格自体が新しくなり、容量も16GB→24GBへとアップグレード。さらにストレージ容量も2倍の1TBになっている。
搭載するCPUこそ「AMD Ryzen™ Z1 Extremeプロセッサー」から変わらないものの、メモリやストレージの容量増によりプレイできるタイトルが増える可能性は十分にあるはずだ。
また外観部分で分かる変更点として、背面に搭載されたカスタマイズ可能なトリガーボタンについても「ROG Ally X」では小型化と位置の変更が行われている。筆者自身はあまり気にならなかったが、グリップ部にあることで誤操作しやすいと感じた方が多かったのかもしれない。
さらに変化が大きいのが、天面に集中している電源ボタンやUSB Type-Cといったインターフェース類で、「ROG Ally X」ではガラリとレイアウトが変化している。気になる点としては中央に追加された廃熱用と思われるダクトとUSB Type-Cの追加、およびそれに伴って外付けGPU「ROG XG Mobile」を取り付ける専用ポートがオミットされていることだろうか。
ダクトの追加は純粋に冷却性能の向上を示しており、小型筐体の天敵でもある熱問題への対策のはず。一方でUSB Type-Cと外付けGPUがトレードオフになってしまったのは少々悲しい所だ。
左:ROG Ally X ROG Ally:右
それ以外にもジョイスティックの耐久性向上や、スピーカーの音質強化。さらにマザーボードの変更と併せて廃熱処理が効率化し、先のダクトからも分かるように冷却性能がアップ。最大24%のエアフロー向上と、最大6℃のタッチパネル温度低下を実現しているとのこと。
細部まで強化された「ROG Ally X」は、どれだけ使いやすさがアップしているのだろうか。日本での発売が楽しみだ。
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ROG Ally X
製品概要
製品名:ROG Ally X
発売日:2024年夏以降
製品ページ:https://rog.asus.com/gaming-handhelds/rog-ally/rog-ally-x-2024/